今回紹介する報告書の活動の場は区の北東部にあり、中野区内で唯一まとまった森が残る地域で、調査の中心は「江古田の森公園」(国立療養所中野病院跡地)や「哲学堂公園」(東京都指定名勝)、「平和の森公園」(中野刑務所跡地)といった緑地です。
「森の学級」はこれらの地で1999年から活動をされ、今回、中野区の環境変化を知る一つの資料として本報告書が発行されました【表紙写真】。 この地では、2005年~2020年までの間に92種が記録されていて、優占度はヒヨドリ・カワラバト(ドバト)・ハシブトガラス・スズメ・メジロ・シジュウカラ・・・といった順で、東京都心部の鳥相を知ることができます。なかには、コノドジロムシクイやオジロビタキなどの珍しい鳥も記録されています。[ 2022年2月発行・A4判・44ページ]
〔日本野鳥の会東京・研究部〕
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