2013年10月21日月曜日

東京の環境を考えるシンポジウムのご案内・11月2日

  
毎年実施しています日本野鳥の会東京のシンポジウム。シリーズ「東京の環境を考える」3回目の今年は、都市鳥研究会との共催で「東京都心部」を対象として、自然教育園で開催します。今回は東京都心部の特徴である島状の緑地“緑島(りょくとう)”に焦点をしぼって、そのなかでも最近緑島に棲みついているオオタカにスポットをあてていきます。
オオタカについては、この6月に「普通種に」という案も出ました。参加者のみなさんがどのように考えているかのディスカッションも予定しています。ぜひご参加ください。

【シンポジウム開催要領・プログラム】

日 時:2013112日(土)1230分開場、13時~16
会 場:自然教育園・講義室
  〔東京都港区白金台・国立科学博物館附属〕《地図参照》
定 員:先着50名〔満席の場合は、入口にその旨を表示します。
         ご確認の上ご入園ください〕
参加費:無料〔入園料300円。65歳以上・高校生以下は無料〕

〈基調講演〉
1.東京都心部の自然“緑島”における鳥たちの変遷 
                川内 博氏(都市鳥研究会)
2.都市緑地とオオタカの保全  金井 裕氏(日本野鳥の会)
3.自然教育園60年間の自然の記録 矢野 亮氏(自然教育園)

〈パネルディスカッション〉
オオタカが生息するようになった「東京都心部」の環境とは
      パネリスト:金井 裕・中村文夫・高橋嘉明氏



2013年10月6日日曜日

スズメのねぐらとアリの巣穴の羽根の謎

  

8月も中旬になると、集合住宅地の我が家のあたりをカワラヒワの群れが飛び始める。買い物のついでに地面を気にして歩くと、換羽の時期のためかたくさんの羽がおちている。もしかするとこの辺がカワラヒワのねぐら(塒)かもと思い、夕方には上を見たり下を見たりする日が続く。
9月の自然教育園・野鳥調査会での「話題提供」のときに、担当幹事さんがいとも鮮やかに10枚近くのカラスの羽を、初列風切り羽、次列風切り羽、尾羽、・・・と並べて見せた。ウーン。これだ!!! 教材に使える。じかに野鳥に触れることはほとんど不可能なので、換羽のためにおちた羽は貴重な手がかりになる。その鳥の存在の証拠になるし、羽の仕組みの学習にもなる。

ところで910日の昼、同じ敷地内でスズメの塒になっているシラカシの木の下で羽を拾っていたら不思議なことに気付いた。小さいアリの巣の入口に何本か羽根が突き刺さっている〔写真〕。なんのために?その後だいぶ日数がたったためか、夕方にさがしているためか、最近は見ていない。(川内桂子)