港区の自然教育園では4月19日~7月6日の間で、企画展「自然教育園のオオタカ~都会に生きる空のハンター~」が開催されています。
自然教育園では2017(平成29)年6月に、園路の真上でカラスの古巣を利用して、オオタカが営巣を始めました。翌年には巣立ちも記録され、その後、営巣場所を変えながら2024年までに19羽のヒナ(幼鳥)が巣立っています。そのようすは、営巣を始めた初期からビデオ撮影されていて、抱卵やヒナへの給餌、ヒナの成長のようすなどが克明に記録されています。なかには真夜中にハクビシンやアオダイショウに襲われるシーンなども撮影されています。それらのようすは大型モニターで見ることができます【写真左】。今回の企画展では、これまでの繁殖の記録がパネルで展示され、短時間で全貌を知ることができます。ところで大都会の環境の中で彼らが何を餌にしていたのか興味深いところですが、キジバトやドバトが6割・クマネズミやドブネズミが1割などと円グラフでわかりやすく示されていています【写真右】。また、それらのようすを記録した「機材」も紹介されていました。
※ 自然教育園は65歳以上・高校生以下の方の入園料は無料ですので、年齢証明できるものをご持参ください。