2009年1月28日水曜日
伊豆諸島・小笠原諸島の鳥にご注目を
東京都は、香川県・大阪府に次いで、日本で3番目に狭い面積の自治体ですが、太平洋上に続く、伊豆諸島や小笠原諸島、硫黄列島などが含まれているため、その守備範囲は日本一です。現在作成進行中の『東京都産鳥類目録』は、日本最東端の南鳥島(東京から約1800km)や最南端の沖ノ鳥島(同じく1700km)までフォローしようと考えています。今年から、島ごとの鳥類目録の作成に入ります。まず、大島・利島、三宅島、八丈島、鳥島、小笠原各島、南硫黄島あたりから作業が始まる予定です。しかし、青ヶ島は島在住や研究者が見つかっていません。どなたか詳しい方をご存じないですか。ところで、2月1日(日)のNHK総合テレビの「ダーウィンが来た!」(夜7時30分~8時)は、最新の南硫黄島のようす『南硫黄島・ただいま進化中』が放映されるとか。
写真は小笠原・母島でパパイアを食べるメグロ(四半世紀前の撮影・川内)
2009年1月19日月曜日
カワセミ調査ありがとうございました
2009年1月9日金曜日
ハクチョウの飛来にご注意ください・餌やりや悪影響のある撮影の自粛呼びかけをお願いします
1月8日(木)夕方、オオハクチョウが石神井公園(練馬区)に4羽(成鳥2羽・幼鳥2羽)飛来し、本日9日(金)に確認・撮影され、テレビのニュースなどでも報道されました。9日は氷雨でボートは休業だったので一日中いたようですが、明日にも飛び立つかもしれません。また、2006年1月の善福寺池(杉並区)のように、しばらく定着する可能性もあります。飛び立った場合はどこに行くのかぜひご注意ください。また、定着した場合は、善福寺池での例のようにギャラリーが勝手にパンなどを多量に与えたり、マスコミが無理な撮影を試みたりする可能性があります。今冬は「鳥インフルエンザ」の関係から、従来給餌がさかんだった日本各地で、中止・自粛が広がっています。その影響は必ず出ると思いますので、東京へのハクチョウ飛来地が増えると考えられます。すでにこの冬、2008年12月16日に多摩川(世田谷区玉堤)で成鳥1羽・幼鳥1羽が観察されています(廣田行雄氏観察)。もし、身近なフィールドにハクチョウが飛来した場合、しっかり観察するとともに、ギャラリーや関係機関に呼びかけて、過度な餌やりや悪影響のあるような撮影になど対処してもらうような働きかけをお願いします。最近は、公園などでの野生動物やドバトへの餌やりの禁止が広まっていますので、個人で対応する場合はその流れをうまく利用して説得するのも一つの手と思います。(写真は石神井池のオオハクチョウ:西村眞一氏撮影)
2009年1月1日木曜日
越冬鳥調査について
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
1月は恒例の「越冬鳥調査」を行います。この調査は、冬季に生息する鳥(留鳥や冬鳥)の種類と個体数を記録するもので、従来から「カモ類のカウント調査」として、30年以上の実績をもったものです。今年と来年は、2000年代の状況を明らかにするため、全種・全地域(東京本土部)を対象に実施しますので、ご参加ください。
」;2009年1月3日(土)~1月18日(日)・昼間の観察
2.調査地域;東京都全域(伊豆諸島・小笠原諸島およびその海域も含む)
3.対象種・数;全種。とくにカモ科鳥類(ハクチョウ・ガン・カモ類)および、水鳥10種(カイツブリ・カワウ・ゴイサギ・ダイサギ・コサギ・アオサギ・バン・オオバン・ユリカモメ・カワセミ)については、カウントを実施。その他の鳥については観察した数。
4.記録報告;パソコン利用者は、インターネットで「日本野鳥の会東京支部研究部」に入り、「『鳥信』コーナー情報募集中」から「ホームグラウンド以外の場所」を開き、調査開始地点を地図上に記して、観察記録をご入力・送信してください。ファクシミリ・郵送の場合は、任意の用紙に記入し下記にお送りください。その際、氏名・連絡先をお忘れなく。
〒160-0022 東京都新宿区新宿5‐18‐16 新宿伊藤ビル3階 日本野鳥の会東京支部研究部
5.結果発表;本HPおよび機関誌『ユリカモメ』
※カワセミについては、1月11日(日)に都内一斉調査『東京都内にカワセミは何羽いるの?』を実施します。詳しくは、本HPの「研究部レポート」・「研究部ブログ・12月22日付」をご覧ください。
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