2022年2月22日火曜日

研究部・越冬期調査・75か所以上で調査・ご協力者に感謝します

  

   毎年実施している「越冬期調査」は、今冬から本土部の自治体ごとに1か所以上の調査地数を設定し、1月中に1回の調査をお願いしました。調査場所は、これまでの調査(カモ類を中心とした越冬期調査)との継続性を考慮し、「水辺」を選定しました。

現在まで、東京湾岸から奥多摩湖までの75か所以上からデータが送られてきています。まだ、集計・分析にはいたっていませんが、各地でオオタカ・ノスリ・ミサゴなどの猛禽が確認され、カワセミも多くの水辺で記録されています。カモも一時期に比べると復活の兆しが見えてきましたが、かつての多い普通種だったオナガガモ【写真】の記録が少なくなっています。

各地から“鳥影がうすい”という声が聞こえてきます。今冬はとくに冬鳥の小鳥が少ないようですが、皆さんのフィールドではどうでしょうか。コロナ禍のなか、調査にご協力いただきました皆様に感謝します。

                 〔日本野鳥の会東京・研究部〕