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2009年9月18日金曜日

足環付きイカルの身元判明:長野県茅野市→練馬区

  

昨冬は、都内各地でイカルとシメの大群がみられましたが、練馬区の都立光が丘公園で3月19日撮影中に、足環のついたイカルを撮影しました〔写真〕。その写真が山階鳥類研究所に送られ、このたび次のような返事をいただきました。
◎右足/赤、左足/上-赤・下-環境省金属リング、性別:不明、年齢:成鳥、放鳥日:2008年1月14日、放鳥場所:長野県茅野市

この結果、私が第一回収者として登録されるそうです。なお、放鳥者の方がたいへん喜ばれているとのことと、データの整理が終了次第、回収記録の写しと記念シールが送られてくると記されていました。
ハクチョウやガンなど大型種での目視や写真での標識確認はよく聞きますが、小鳥類でもしっかり撮っておけば役に立つことがわかりました。それにしても長野から東京へようこそ。(土橋信夫)

2009年7月31日金曜日

ツバメの集団ねぐら

  
ツバメの集団ねぐらがピークを迎えています。
多摩川では、六郷橋下流、新二子橋上流、上河原堰上流、府中四谷橋下流等、昨年と同じ場所でツバメの集団ねぐらが形成されています。

中でも昨年、府中野鳥クラブの外来植物アレチウリの除去の取り組みによりよみがえったヨシ原で、今年も3万羽近いツバメが集団ねぐらを形成しています。
3万羽近いツバメの乱舞は圧巻です。是非一度観察にお出かけ下さい。
最寄り駅は、京王線中河原駅です。徒歩15分ぐらいです。ねぐら入り前の大乱舞が見られるのは、日没時間頃からです。今頃ですと18時30分頃には現場に着いているのが良いでしょう。
集団ねぐらは、8月上旬をピークに急激に減り、9月にはほとんど見られなくなります。

以下は、多摩川の府中四谷橋の下流で7月20日に撮影した集団ねぐらの動画です。



なお、詳細な情報は、多摩川流域ツバメ集団ねぐら調査連絡会のホームページを参照下さい。

2009年6月13日土曜日

親鳥の迫力にタジタジ・ヤマドリの擬傷に遭遇

  

 6月12日(金)、東京・奥多摩の御岳ビジターセンターを訪れ、最近のようすをお聞きした後、大岳山(1267m)へ登りました。梅雨入り宣言が出ると晴れるのジンクス通りの好天。山頂からは丹沢の山並の先に、白い帽子をかぶった富士山がうっすら見えていました。繁殖の最盛期、キビタキ・オオルリ・コルリ・マミジロ・センダイムシク・ホトトギス・ジュウイチ・ツツドリ・・・と夏鳥のさえずりも一通り聞こえるものの数が少なく、静かな山行で、日本の森の先行きが心配といった状態でした。
 そんな中、馬頭刈尾根から白倉へと下りる路で、初めての体験をしました。午後3時ごろのこと、ひたすら歩いていると、右手の藪からガサゴソという音が聞こえ、トラネコのような茶色い動物が見えました。その動物は目の前に飛び出してきて、左翼を広げ、傷ついたようなしぐさを見せ、笹藪へともぐり込みました。最初は近くに巣があるのかと思いましたが、目の前のササ藪が一直線に揺れ、何かが動くようすが見とれました。「ヒナが逃げているのだ!」ヤマドリの雌の擬傷だったのだと気付きました。姿は見えなくなっても、シューシューという、まるで怪獣が吐くような威嚇の声は続き、その迫力にタジタジ。子を守ろうという親の姿に感動を覚えました。
 同じような体験は、1週間前に東京都心の日比谷公園でも経験しました。こちらはハシブトガラス〔写真〕。園内を巡回するガードマンへの威嚇行動を取材中に、巣立ちビナの近くで写真を撮っていた私への怒りのようすは、今回のヤマドリと同質のもの。ごめんなさいと謝って、そうそうに引き上げました。
 今は野鳥たちの繁殖期、東京都内でのいろいろな鳥の近況をお寄せ下さい。子育ての妨害にならないよう、節度をもって発表します。(川内博)

2009年4月6日月曜日

「サクラにスズメ」の相関図の謎

  

「梅に鴬」「竹に雀」は昔からの定番ですが、最近は「サクラにスズメ」が一般的になりました。ちょうどサクラの満開のころ。花見をしていると、サクラの花びらではなく、花がクルクルと回転しながら降ってくるのを見かけませんか。そんな時は必ず、スズメの声がしているはずです。よく見ると、スズメがくちばしで花を食いちぎっては、クチュクチュと噛んだあと捨てているのが原因だとすぐわかります。スズメは、花の蜜や子房を餌にしていると考えられています。しかし、同じ蜜を求めてサクラの花に来るメジロやヒヨドリと違い、彼らの行為は「盗食」です。花の蜜は、鳥や昆虫に花粉の媒介を頼むために発達したものです。そのためには、花の正面からくちばしを突っ込んで、くちばしや顔に花粉をくっつけてもらう必要がありますが、スズメのそれは、受粉には無関係のやり方だからです。東京あたりでは、外来種のワカケホンセイが同じ採食法をとります。
ところで、この「スズメの盗食」行為は、昔から見られたものではなく、一般化したのは1980年代です。スズメもサクラも、古くから日本にごく普通に存在している生物ですので、なぜ最近になってこのような行為が一般化したのは謎です。花吹雪ならぬ「花車」という風景も悪くはないのですが、春の風物詩となったこの現象。どなたか謎解きに挑戦してみませんか。

2009年3月16日月曜日

今年のツバメの初認日(しょにんび)はいつ?

  

この時期の風物詩のひとつは、夏鳥・ツバメの初認日(その年初めて観察した日)。例年トップグループの多摩川では、今年は二子橋下流で3月9日とのこと。例年より早いようです。私も13日、練馬区の都立石神井公園のボート池(1月にオオハクチョウ4羽が飛来した池)で、上空を飛ぶ1羽を観察しました。ただし、月に数回しか行かない場所なので『初認』かどうかはわかりません。地元の真下弘さんにお聞きしたところ、今年はまだ見ていないが、例年は3月上中旬に少数の通過個体があり、繁殖個体は3月末ごろ渡来とのこと。定着はしない個体だったのかもしれません。
ところで、中央区銀座では、繁殖個体の飛来が早まっているのというレポートがあります。銀座をフィールドにしている金子凱彦さんが、1984年~2008年までの間で、継続調査している松屋本店裏、東都自動車、マリンスポーツ財団などでの飛来時期が、当初は4月上旬だったのが、最近は3月下旬、中旬にと早まっているとのこと。身近な場所ではいかがですか。ちなみに、金子さんのレポート報告の題名は「銀座地区のツバメの観察記録(3)(1984年~2008年)」、都市鳥研究会の最新刊『Urban Birds』Vol.25 に所収されています。(川内博)

2008年7月15日火曜日

ツバメの集団ねぐら

  
 多摩川では、ツバメの集団ねぐらが見頃となっています。

 外来植物のアレチウリの影響や乾燥化などで、ねぐらの環境となるヨシ原が衰退するなど、ここ数年は大規模なツバメの集団ねぐらが減少していたのですが、府中四谷橋下流の多摩川河川敷など関係者の努力もありヨシ原とツバメの集団ねぐらが復活した場所もあります。

 詳細は以下のリンクをご覧ください。

多摩川流域ツバメ集団ねぐら調査連絡会のページ