2012年8月29日水曜日
東京・清瀬市柳瀬川で白いツバメが飛んでいました
当地では、ここのところツバメの姿がめっきり減って来ました。渡りを前にして、集結が始まっているのでしょうか。8月27日に清瀬市の柳瀬川で全身白いツバメ1羽を発見しました。尾羽の長さから、若鳥であろうと推察できます。白いツバメは、3~5羽位の小さな群れと共に、川面や城前橋左岸に広がる畑の上を飛翔していました〔写真〕。この個体がいわゆるアルビノ(白子)なのか白変個体なのかはよくわかりませんが、電線に止まったときの写真をよく見ると、黒い目の奥にやや赤みがあるようです。
白ツバメは、上空に向かって反転飛翔する折などに、他のふつうの黒いツバメと小競り合いをすることがあります。小競り合いを仕掛けるのは黒の方です。こうした小競り合いは、ふつうのツバメ同士ではあまり見られませんので、黒ツバメが異質なもの(体色が白いという)に対して、排斥行動をしているようにも見えます。時々、川辺を離れてどこかに行きますがやがて戻って来ます。白ツバメは、時折小群から離れて1羽になってしまいます。以上ここ2日間の観察です。(青木秀武)
2012年8月20日月曜日
繁殖記録・5 東京・中野区でツミの繁殖・初確認
都内各地でツミの繁殖が確認されていますが、中野区でもやっと成功しました。営巣場所は2か所で、1か所は営巣行動が毎年見られたのですが、カラスに妨害されて失敗していました。今年も7月1日に雌が警戒しているのを確認していました。雛は4羽とのことですが、まだ不明の点もありますので、詳しくは別の機会に。
もう1か所は、幼鳥は3羽で、おそらく8月10日頃の巣立ちで、現在は巣の近くにいて親からエサをもらっています。また盛んにアブラゼミを捕らえて食べるようすも確認できました〔写真〕。かなり遅い繁殖なので自立できるかが心配です。 (吉邨隆資)
2012年8月8日水曜日
会合紹介 鳥の色シンポジウム「色・鳥どり」8月25日
「新進気鋭の鳥学者と世界でただ一人の“アートテラー”が送る 日本初!?『鳥の色』シンポジウム」といううたい文句の集まりが開かれます。
どうして鳥は色とりどりなの・鳥はどうやって色をだしているの・鳥はどんな色を見ているの・・・など、いままで疑問に思ったことがあると思います。今回その解答をえることができるかもしれません。
入場無料・申込み不要という催しものですので、暑気払いをかねていかがですか。会場は地下鉄南北線・東大前駅から至近。東京大学構内の緑陰もなかなかのものですよ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆日時:2012年8月25日(土)13時~16時30分
場所:東京大学農学部 弥生講堂一条ホール
主催:日本鳥学会 企画委員会(くわしくはウェブサイトで)
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