2020年12月25日金曜日

東京の街にフクロウが・・・情報をお寄せください

  

 東京23区内にフクロウが棲み始めたようです。フクロウはカラスやオオタカと同じくらいの大型の猛禽類。食べ物はネズミやモグラ、鳥など生きた動物です。おもに夕方から夜間にかけて採餌活動をしているため、昼行性の人間の目に触れることが少なく、身近にいても気づかないことが多い鳥です。そんな夜行性の猛禽を、JR山手線の内側の場所で確認したとの情報がいくつも寄せられています。なかにはペアで行動する例もあります。【写真】

東京では、以前から奥多摩の山地の森林に棲んでいましたが、最近は、東京近郊での観察例が増えていますし、巣箱での営巣も知られています。

「棲んでいる」ということは「生活できるだけの食べ物がある」ということです。実際、都心部の緑地を歩いていると“モグラの土盛り”を見かけることが多くなっています。彼らが子育ても含めて「生活できる」食糧があるのではないかと考えています。

1月~2月にかけて、雄は“ゴロスケホッホ”と鳴き、雌はさかりのついたネコのような“ギャハャー、ギャー、ゲギャヤ”といった叫び声を出しますので、都内の緑地の近くに住んでいる方・勤めている方は、夕方~夜半にかけてご注意ください。

そんな鳴声を複数回聞くことがあるようでしたら、タイトルを[ 研究部宛・フクロウ]として下記のアドレスにメールをください。確認に出向きます。E-mail:office@yacho-tokyo.org 〔日本野鳥の会東京・研究部〕