2016年8月8日月曜日

都内のムクドリのねぐらは?・⑤           戸山公園のねぐらはいずこに

           

 

都心部に唯一あった新宿区戸山公園のムクドリのねぐらが消失したという情報で、729日夕方、現地を訪ねました。昨年まで1000羽近く集まっていた交番わきのケヤキの大木の先端部が大きく剪定されていました〔写真:川内 博氏提供〕。午後6時を過ぎてもムクドリは飛来しません。他に変化はないようですので、原因は住民に嫌われ・追い立てられ・ねぐらの木が剪定されたことと思われます。が、現地を見て首をひねりました。“この程度の嫌がらせでムクドリが立ち退いてくれれば、他で困っているところは何?”

ムクドリのねぐらで困っているのは日本国中どこも同じで、“さまざまな手段を使っても、ムクドリは一時いなくなるだけで、馴れるとまた戻ってくる! 打つ手がない!!”戸山公園のねぐらがまた復活するか否かは、もう少しようすを見る必要がありそうです。

しかし、このことは、「どこかにムクドリのねぐらが新たにできた」ということを意味しています。午後615分、少し前にムクドリの群れが通過していった南東の方向に、新たなねぐらを探して歩きましたが空振り。今のところ新・ねぐら地は発見できていません。東京女子医大病院あたりかと思っていますが、情報をお寄せください。

                                 〔日本野鳥の会東京・研究部〕

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