調査は、河口から13.3㎞の大田区田園調布4を起点とし、19.0㎞上流の世田谷区蒲田1の5.7㎞の間の左岸(東京都側)を上流に向かって歩き、そのあいだに目視した鳥を記録するというロードサイドセンサスを中心とし、さらに今回初めての試みとして、200m毎の標識を利用して調査地を設定し、より詳しく多摩川に生息する鳥の生息状況を明らかにし、どのような環境を利用するか・繁殖する種はどこかを明らかにしようと記録が取られています。
それらの成果は「種類構成とその変化」というコーナーで、カラーの一覧表やグラフで解説されています。また、「種別調査結果」では前作『多摩川の鳥類
Ⅰ』(2006年刊)や2006~2008年のセンサス記録、2008年のチョウゲンボウ繁殖調査記録なども加えられ、20目59科248種の記録がグラフや表などとともに簡潔にまとめられています。
〔3,300円・入手についてはホビーズワールド・電話03-3253-3077に問合せください〕
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