2015年9月30日水曜日

高尾のアカショウビン・その後の情報

  

今年の夏、久しぶりに高尾山(八王子市)の山中で、夏鳥・アカショウビンの声を聞いたという報が、たくさん寄せられました。その情報は、『ユリカモメ』(日本野鳥の会東京の機関誌)9月号に掲載されました。それをまとめると、525日に南浅川町で声を聞いたというのが最初で、その後、1号路・3号路・4号路〔写真〕・高尾山口駅といろいろな場所で声が聞かれています。
その後、ビジターセンターのネイチャーガイドさんに聞いたところ、姿を見たという話があり、また、6号路で木の上の姿を確認し、写真を1枚撮ったが証拠写真程度との報もありました。結局、決定的な写真を撮った方は、野鳥関係者にはいないようです。

しかし、当初気がかりだった“スピーカー”の声ではなく、本物が長期間定着していたことは間違いないということになりました。また、2羽同時に声を聞いたという報もあり、来夏が楽しみです。今のところ、最終確認は72日ですが、これより後に記録した方はご連絡ください。

2015年9月8日火曜日

都内のムクドリのねぐらは?・③           西葛西駅のいま

  

東京のムクドリの集団ねぐら地として、全国的にも知られている地下鉄東西線・西葛西駅前で異変が起きていました。95日(土)、午後615分ごろ、辺りはうす暗くなっていましたが、ねぐらとしている南口のクスノキの大木からはムクドリの騒音が聞こえてきません。代りに、クスノキのそばに設置された4つの小さなスピーカー〔写真〕から、カシャー・カシャーという人工的なノイズ音が連続して響いています。クスノキに近づく群れも木に止まらずUターンしていきます。

 ムクドリはどこにと探すと、そこから約100m離れたビルの屋上のTVアンテナや広告塔に数百羽ずつの群れで分散して止まっていていました。清砂大橋通り(国道450号)で、ビルの屋上のようすを見ていると、620分過ぎ、30ルクスくらいの暗い中で、眼下の公園・「子供の広場」へ次々と降りていき、そこの樹木に全群が集まりました。ねぐらの直下では70デシベルを超す騒音状態。しばらくすると鳴き声も小さくなったので、駅前に戻り、北口へ回ったらにぎやかなムクドリの声。駅前広場の樹木数本に多数の影が。一部は南口から北口に移動しただけのようです。

 ムクドリの嫌がる周波数の音を出すというこの新器機は、各地で成果をあげているようです。しかし、長期間使うと、ムクドリたちは実害のないことに気づき、慣れてしまい、効果が半減するという、これまでのいろいろな対策と同じ経過をたどる可能性もあると思われます。

 この問題を解決するには、ムクドリを被害のより小さい場所に「移動」させるというのが、いま採れる一番有効な方法と思います。そのためには、ムクドリのための「ねぐら場所」を設定し、この器機などを用い、そこに誘導するなどの計画性が必要です。

 「散らすだけ」の対症療法的な対処から、一歩進んでもらいたいと感じたのが、今回の西葛西駅前での観察でした。
この地で、ムクドリを観察されている方は、ぜひその後の状況をお知らせください。          (日本野鳥の会東京・研究部)

2015年8月30日日曜日

都内のムクドリのねぐらは?・②        聖蹟桜ヶ丘駅のいま

  
東京都内には、千葉や埼玉に比べると「ムクドリの集団ねぐら」が少ないと前回記しましたが、最近のようすはと、以前にも調べたことがある、京王線聖蹟桜ヶ丘駅(多摩市)を822日夕方に訪れました。やや暗くなった5時半に付近を歩いてみると、駅近くの大きな送電線鉄塔上部に多数止まっていました。そこから大きなマンションの裏に多数がさかんに降りていきます。その場所に行ってみると、駐車場や空き地、果樹園などがあり、まわりの電線、樹木上に、数えきれないほどの群れが止まっていました。
日没直前の6時ごろになると、鉄塔の群れ、電線の群れが次々と駅近くの街路樹に集まりだし、30分くらいで、駅前3か所の、10本足らずの街路樹に集まり大さわぎ。とくに京王百貨店のB館とC館をつなぐ陸橋横は、間近にムクドリの姿が見え、通る人たちが何事かと立ち止まって覗く状態〔写真〕。
喧騒のようすを友人に説明していた地元の女性に、最近の状況を聞いたところ、ここ数年来こんなものだと教えてくれました。10年程前に調べたときと比べ、明らかにねぐらの場所は増えて、個体数も多くなっていました。
ただ、ここのねぐらの特徴として、集まっている場所が比較的人通りの少ないところで、糞の落下など、人への直接的な被害は少ないのではないかと思われました。
2003年頃に形成されたという、このねぐらに詳しい方は、その間の状況を教えてください。       (日本野鳥の会東京・研究部)

2015年8月14日金曜日

都内のムクドリのねぐらは?・・・探索にご協力ください

  

夏から秋にかけて、日本各地で社会問題となっているのが「ムクドリの集団ねぐら」。トラブルのほとんどは駅前や市役所、大型店舗など、人通りの多い場所で起こっています。
夕方になると群れで飛来し、大きな声で鳴き騒ぎ、多量の糞をして、抜け羽が地面に散乱し、“臭い・汚い・気味が悪い”の3Kで、地元のお店や住民、通行人に嫌われているというものです。

東京でも、江戸川区の「西葛西駅」や多摩市の「聖蹟桜ヶ丘駅」などの駅前で、長年問題になっていますが、近隣の千葉や埼玉などに比べると、その数は圧倒的に少なく、あまり大きな話題になっていません。しかし、一昨年にはJR八王子駅前に集団ねぐらができ、また、昨年は、都心部の新宿区の戸山公園でも集団ねぐらが見つかる〔写真〕など、ちょっと気になる事態も発生しています。
日本野鳥の会東京・研究部では、以前から東京都内でのムクドリのねぐらを探しています。状況をお知らせください。

2015年7月27日月曜日

ことし、高尾山でアカショウビンを見た人・撮った人はいませんか

  
この初夏から夏にかけて、高尾山でアカショウビンの声が各所で響いたようです。いまのところ研究部に寄せられている報告は「鳴声」ばかりです。どなたか姿を見た・撮影したという人はいませんか。
ところで、高尾山で撮られたアカショウビンの写真が『ユリカモメ』裏表紙に載っています〔写真〕。20076月号(№620)で、全体のタイトルは「KR(コダクローム64)の終焉」。フィルム時代の1979624日に6号路で、スローシャッターで撮ったとのこと。KRはフィルム感度(ISO)が64と低く、高画質で、長期保存に適しているということで、当時はプロやプロ級の写真家はこぞって使っていたリバーサルフィルムです。
撮影者は、日本野鳥の会東京幹事の西村眞一さん。結局、この一枚が、高尾山で撮られたアカショウビンの写真としては最後ではないかとのことですが、いかがでしょうか。これ以後に高尾山およびその周辺でアカショウビンを撮られた方は、ぜひご連絡ください。 
                  (日本野鳥の会東京・研究部)


2015年7月17日金曜日

講演会の紹介・御蔵島のノネコ里親作戦 7月25日(土)

  

皆さま、野学校、第13 回目の授業のお知らせです。今回は、山階鳥類研究所の岡奈理子さんをお迎えし、御蔵島のオオミズナギドリの生態とノネコの里親作戦について、お話を伺います。  

  ・日時:2015年7月25日(土)13:30開場、14:00開始~16:20終了
 ・講師:岡 奈理子(おかなりこ)さん〔山階鳥類研究所上席研究員〕
・テーマ:東京の今ここに在る危機
            ―世界最大級の海鳥繁殖島とノネコ問題

〔講師プロフィール〕
1950 年代生まれ、(公財)山階鳥類研究所鳥学研究室長、評議員を経て、現在、上席研究員。のべ 15 年近く鳥学ジャーナル 2 誌の編集長を務める。東京農大客員教授。水産学博士。ミズナギドリ類の桁違いの生態に魅了され、ミズナギドリで人生棒に振るなら本望、がポリシー。実験室ワークから飛び出て今世紀はオオミズナギドリ研究の出発地の御蔵島に学生さんを受け入れて研究活動を行った。やむにやまれずに、最大の脅威ノネコ対策に奔走中。

・参加費:大人 1000円、大学生 500円、高校生以下無料
     〔事前の参加申し込みは不要です〕
・交通:東急目黒線「武蔵小山駅」西口より徒歩3分



2015年7月9日木曜日

写真募集・東京で子育てする野鳥の姿をお寄せください〔会員限定〕

  
『ユリカモメ』(日本野鳥の会東京機関誌)では、東京で子育てする野鳥の親子、若鳥・ヒナたちの姿の写真を募集しています。入選作品は9月号裏表紙に掲載されます。
シジュウカラ〔写真・川内博氏撮影〕、スズメ、カルガモなどふつうにいる鳥たちのショットや、伊豆諸島や小笠原諸島での希少な繁殖記録などを下記の要領でお送り下さい。
【応募要領】
1.撮影場所は東京都内に限定 2.応募は3点まで 3.巣で撮ったものは不可 4.古い写真も可 5.応募は、Eメール添付かプリント(L2L判)送付。 6.応募できる方は会員(入会と同時の応募は可) 7.締切:2015731日 
【送付先】
1.Eメール:officeyacho-tokyo.org〔送付時に☆を@に変換〕
2.郵送:〒1600022 新宿区新宿51816  新宿伊藤ビル3
                   日本野鳥の会東京
※ それぞれ編集委員会あてに。住所・氏名・連絡電話番号を忘れずに・作品は返却しません。