2013年11月30日土曜日

日比谷公園にスズメが何羽いるか・調査へのご案内

  

最近スズメが減っているという話を聞きますが、ほんとうでしょうか。日本野鳥の会東京・研究部では、その検証のひとつとして4年前から、東京都心部の緑地・都立日比谷公園で、スズメを中心としたロードサイドセンサスを実施しています。結果は「一進一退」(?)。
給餌もさかんな場所ですので、ストレートには結果は出てきませんが、それでもスズメ以外も全数調査をしていますので、今後の資料(データ)となります。下記のような要領で実施しています。興味ある方はご参加ください。資格等はいりません。
【スズメ調査会 in HIBIYA・8】実施要領
日時:2013127日(土)午前8時集合~1130分ごろまで
集合場所:都立日比谷公園・祝田門(桜田門に近い入口)
持ち物:双眼鏡・筆記用具  参加費:無料。少雨の場合は決行します。

2013年11月21日木曜日

第3回東京の環境を考えるシンポ・オオタカの棲む緑島とは

  

東京の環境を考えるシンポジウム・第3回「東京都心部の自然・“緑島”の今と昔・そして未来」は、112日(土)に自然教育園2階の講義室で46名の参加を得て開催されました〔共催・都市鳥研究会〕。
基調講演は、都市鳥研究会代表の川内 博氏が、東京都心部の自然のひとつである明治神宮で見られる鳥の推移をわかりやすい表で紹介。また、同苑でのシジュウカラとヤマガラのテリトリーマッピング調査から、ヤマガラの急増していることが示されました。また、オオタカ〔写真〕やエナガの繁殖生態についての
話もありました。
次いで、日本野鳥の会参与の金井 裕氏より、「都市緑地とオオタカの保全」というタイトルで、オオタカの一般的な生態と市街地に進出してきているオオタカの実態が紹介され、「種の保存法と生息環境保全」についてのレクチャーがなされました。
2つの講演を受けた形で、「オオタカが生息するようになった『東京都心部』の環境とは」という題でパネルディスカッションが発展。日本野鳥の会東京探鳥会リーダーの中村文夫氏と高橋嘉明氏がパネリストとして加わり、オオタカを中心とした具体的な話へと展開しました。その中で、東京に自然系の博物館がまったくないことが大きな問題として提示されました。
さいごに、“緑島”のひとつである自然教育園の名誉研究員の矢野 亮氏により「自然教育園60年間の自然の記録」の講演があり、シンポジウムが締めくくられました。

2013年10月21日月曜日

東京の環境を考えるシンポジウムのご案内・11月2日

  
毎年実施しています日本野鳥の会東京のシンポジウム。シリーズ「東京の環境を考える」3回目の今年は、都市鳥研究会との共催で「東京都心部」を対象として、自然教育園で開催します。今回は東京都心部の特徴である島状の緑地“緑島(りょくとう)”に焦点をしぼって、そのなかでも最近緑島に棲みついているオオタカにスポットをあてていきます。
オオタカについては、この6月に「普通種に」という案も出ました。参加者のみなさんがどのように考えているかのディスカッションも予定しています。ぜひご参加ください。

【シンポジウム開催要領・プログラム】

日 時:2013112日(土)1230分開場、13時~16
会 場:自然教育園・講義室
  〔東京都港区白金台・国立科学博物館附属〕《地図参照》
定 員:先着50名〔満席の場合は、入口にその旨を表示します。
         ご確認の上ご入園ください〕
参加費:無料〔入園料300円。65歳以上・高校生以下は無料〕

〈基調講演〉
1.東京都心部の自然“緑島”における鳥たちの変遷 
                川内 博氏(都市鳥研究会)
2.都市緑地とオオタカの保全  金井 裕氏(日本野鳥の会)
3.自然教育園60年間の自然の記録 矢野 亮氏(自然教育園)

〈パネルディスカッション〉
オオタカが生息するようになった「東京都心部」の環境とは
      パネリスト:金井 裕・中村文夫・高橋嘉明氏



2013年10月6日日曜日

スズメのねぐらとアリの巣穴の羽根の謎

  

8月も中旬になると、集合住宅地の我が家のあたりをカワラヒワの群れが飛び始める。買い物のついでに地面を気にして歩くと、換羽の時期のためかたくさんの羽がおちている。もしかするとこの辺がカワラヒワのねぐら(塒)かもと思い、夕方には上を見たり下を見たりする日が続く。
9月の自然教育園・野鳥調査会での「話題提供」のときに、担当幹事さんがいとも鮮やかに10枚近くのカラスの羽を、初列風切り羽、次列風切り羽、尾羽、・・・と並べて見せた。ウーン。これだ!!! 教材に使える。じかに野鳥に触れることはほとんど不可能なので、換羽のためにおちた羽は貴重な手がかりになる。その鳥の存在の証拠になるし、羽の仕組みの学習にもなる。

ところで910日の昼、同じ敷地内でスズメの塒になっているシラカシの木の下で羽を拾っていたら不思議なことに気付いた。小さいアリの巣の入口に何本か羽根が突き刺さっている〔写真〕。なんのために?その後だいぶ日数がたったためか、夕方にさがしているためか、最近は見ていない。(川内桂子)

2013年9月30日月曜日

カモの初認とエクリプス

  

922日(日)、2週間ぶりに東京都練馬・板橋区にある、都立光が丘公園を訪ねました。いつものぞいているバードサンクチュアリに隣接する池(鑑賞池)に立ち寄ると、オナガガモの雄が一羽泳いでいました。毎日来ている人の話ではこの鳥の初認(しょにん・冬鳥などが初めて飛来した日)のようでした。
いまの時期(繁殖期~秋)の雄のオナガガモは雌のような羽色で、エクリプス(eclipsc)という状態です。エクリプスはオシドリ・コガモ・ハシビロガモなどカモの多くに見られる現象で、雌雄の識別がむずかしい時期です。しかし、オナガガモの場合は、雄はくちばしの両側が青鉛色〔写真〕で、区別することができます。

ところで、エクリプスから非繁殖羽(美しい羽色)にはどのように変わっていくのか、連続写真を撮るとおもしろいのではないでしょうか。とともに、それを組み写真にして、日本野鳥の会東京・研究部あてに送ると、資料として、会誌『ユリカモメ』の裏表紙(カラーページ)に載せてくれるかもしれません。もっとも会員でないと採用されませんので、会員外の方は、まず入会してください。写真を撮って、ぜひ意義のある作品をご投稿ください。

2013年9月27日金曜日

新シリーズ・野鳥写真講座のご案内・11月~2月

  
日本野鳥の会東京では、マナーを重視した野鳥写真講座を開いています。前回までは、“重い(数㎏)”“高い(数十万円)”の一眼レフカメラでの撮影をおもな対象としていましたが、今回は、重さは600g前後・価格は4万円程度ながら“手持ちで1000OK”・“近接0~1㎝・花も虫もOK”・“画質も十分”という夢のような撮影が一台でできる「超高倍率ズームコンパクトカメラ」〔写真〕をおもな対象とします。この種のカメラを愛用しているK氏によると、「散歩のお伴に肩にさげて、何か撮れそうなものがあったらパチリ」で、『ユリカモメ』の表紙を飾ったこともあるそうです。受講料は会員外の方は2倍に設定されていますので、まず会員〔年会費3500円〕になってから申し込むのが得策です。

★ 野鳥写真講座:1回・79時・新宿にて

講師吉田 氏:当会会員・(社)日本写真協会会員・講師歴任
  ・野鳥図鑑など執筆
開講日時:第1回(1113日)第2回(124日)第3回(18日)  第4回(28日雨天の場合216日・野外での実技指導) ;いずれも水曜日夜7~9時/第4回は土/日、都内の公園・昼
会場:日本野鳥の会東京・事務所〔新宿区新宿51816       新宿伊藤ビル3階〕
募集人員:先着20名程度 受講料:会員5000円、会員外10000
受講申込み:往復ハガキで;氏名(ふりがな)・住所・電話番号・Eメール・会員/会員外を明記し、1031日までに、下記に送付してください。1600022 新宿区新宿51816 新宿伊藤ビル3階 日本野鳥の会東京・HP係


2013年9月19日木曜日

奇形くちばしのハシブトガラス・城北中央公園で発見

  

写真のように、くちばしが奇妙に曲がったハシブトガラスが、東京都板橋区と練馬区にまたがった都立城北中央公園で観察・撮影されました〔写真〕。発見者は野鳥写真家の土橋信夫氏で、今年の92日、久しぶりに同園を訪れた際見かけたとのこと。全体的なようす、口内の色などから、今年生まれの若鳥ではなく成鳥のようです。このくちばしで餌をどうとっているのか心配ですが、生ごみを漁る、人からの給餌をうけるなど、何らかの形で人間との関わりがあると思われます。
ところで、くちばしの奇形というと、『バードリサーチニュース Vol2 No.3』(20053月号)での、林吉彦氏のレポート「気になる野鳥のくちばし奇形」やインターネット上にアップされている「アラスカで急増する鳥のくちばしの奇形の謎」が浮かび上がってきます。
とともに、おなじような奇形くちばしカラスを、私自身つい最近(917日)、名古屋で見かけました。こちらはハシボソガラスですが、奇形の状態は東京のものに似ています。詳しくは、都市鳥研究会のHPにちかく報告しますので、そちらをご覧ください。

城北中央公園のカラスは、今のところ、その前後の状況はまったくわかっていません。以前をご存知の方、その後観察された方は御一報ください。(川内 博)