2014年1月9日木曜日

謎!! 真冬のコシアカツバメ・調布市多摩川で

  
  「調布市多摩川の冬ツバメ」として、昨年の1月15日に川面を飛ぶツバメの写真が、 『ユリカモメ』(日本野鳥の会東京機関誌)2013年4月号裏表紙に紹介されています。今年は1月2日に、同じ場所で、コシアカツバメが観察・撮影〔写真〕されたとのこと。発見者はどちらも同会幹事の大塚豊さん。まだ越冬かどうかは確認してないので、継続調査の予定とのことです。
  都内の「越冬ツバメ」情報は、本ブログの2009年2月4日付で紹介しましたが、コシアカツバメは都内では生息記録が少ない鳥なので謎が深まるばかり。今回の記録は同誌2014年2月号に載る予定です。
  今後、多摩川で冬にツバメを見かけたら、ツバメかヒメアマツバメかの識別だけでなく、コシアカツバメも想定に入れてください。都内で「冬のツバメ」を見かけたら、種類をしっかり確認して、下記にご連絡ください。                                                      E-mail:office@yacho-tokyo.org

2013年12月17日火曜日

ドバトの群れはどこに?~東京都内での分布と個体数調査・実施中!

  


地面いっぱいに広がるドバトの群れ。東京上野の浅草寺をはじめ、各地の寺社、池袋や渋谷の駅前、日比谷や上野公園などでは数百羽のドバトがいつもいるのはふつうの光景でした。しかし今、街なかを歩いていて、ドバト自体は見かけますが、数は10羽やせいぜい50羽程度で、大群は見かけなくなりしました。
35年前、東京23区で見かけたドバトの数を記したものがあります(日本野鳥の会東京支部報・19789月号)〔図〕。それによると、個体数ベスト3は、浅草寺2000羽±、日比谷公園569羽、上野公園466+ということです。
今年の127日(土)に行われた、日本野鳥の会東京主催の「スズメ調査探鳥会 in HIBIYA・8」での園内全数調査では85羽でした。35年前の記録は、大噴水あたりだけでの数ですので、激減は間違いない状況です。逆に、ちょっとした雑木林や河川敷などで、まるでキジバトのように、地面を歩き回りながら採餌している光景をよく見かけます。
そこで、日本野鳥の会東京・研究部では、東京都内でのドバトの実態をつかむため「ドバトを調べよう・その分布と数」を下記の要領で実施しています。ぜひご参加ください。
【調査要領】
1.ドバトの群れを見かけたら、①いつ・②どこで・③何羽見かけたかをお知らせください。
2.数は厳密でなくても結構です。写真が撮れれば、その状況をあわせてお願いします。
3.調査結果は、本ブログにも掲載します。
4.報告先:(E-mailoffice@yacho-tokyo.org または
            (Fax03-5273-5142 「ドバト調査係」宛
5.お名前・連絡用電話番号も記して下さい。

2013年12月9日月曜日

明治神宮探鳥会の記録がまとまる・公開シンポジウムの案内

  

明治神宮の鎮座百年記念で実施された、第二次明治神宮境内総合調査の報告書が発行されました〔写真〕。その中の鳥類については、日本野鳥の会東京(支部)が、戦後すぐの1947年から毎月第3日曜日に実施されている「明治神宮探鳥会」の記録がまとめられた形で載せられています。同調査の第一次は、今から40年前の1970年代始めに実施されましたが、その時の報告書も、探鳥会の記録が載せられていて、今回はその後どうなっているかがわかるようなまとめ方がされています。
きちんとした形での調査記録ではなく、「探鳥会(たんちょうかい)」というバードウォッチングでの記録ですが、同じ方法で長年間続けると、すばらしいデータとなるということが実証されています。
この報告書が現在のところ、どのような形で一般に入手できるかはわかりませんが、1212日に、下記のような報告会が企画されていま
す。
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日本学術会議公開シンポジウム「明治神宮の森 これまでとこれからの100年」~鎮座百年記念 第二次明治神宮境内総合調査から~
日時:20131212日(木)13001700
場所:日本学術会議講堂〔東京都港区六本木7-22-34・東京メトロ「乃木坂」下車〕
入場無料

2013年11月30日土曜日

日比谷公園にスズメが何羽いるか・調査へのご案内

  

最近スズメが減っているという話を聞きますが、ほんとうでしょうか。日本野鳥の会東京・研究部では、その検証のひとつとして4年前から、東京都心部の緑地・都立日比谷公園で、スズメを中心としたロードサイドセンサスを実施しています。結果は「一進一退」(?)。
給餌もさかんな場所ですので、ストレートには結果は出てきませんが、それでもスズメ以外も全数調査をしていますので、今後の資料(データ)となります。下記のような要領で実施しています。興味ある方はご参加ください。資格等はいりません。
【スズメ調査会 in HIBIYA・8】実施要領
日時:2013127日(土)午前8時集合~1130分ごろまで
集合場所:都立日比谷公園・祝田門(桜田門に近い入口)
持ち物:双眼鏡・筆記用具  参加費:無料。少雨の場合は決行します。

2013年11月21日木曜日

第3回東京の環境を考えるシンポ・オオタカの棲む緑島とは

  

東京の環境を考えるシンポジウム・第3回「東京都心部の自然・“緑島”の今と昔・そして未来」は、112日(土)に自然教育園2階の講義室で46名の参加を得て開催されました〔共催・都市鳥研究会〕。
基調講演は、都市鳥研究会代表の川内 博氏が、東京都心部の自然のひとつである明治神宮で見られる鳥の推移をわかりやすい表で紹介。また、同苑でのシジュウカラとヤマガラのテリトリーマッピング調査から、ヤマガラの急増していることが示されました。また、オオタカ〔写真〕やエナガの繁殖生態についての
話もありました。
次いで、日本野鳥の会参与の金井 裕氏より、「都市緑地とオオタカの保全」というタイトルで、オオタカの一般的な生態と市街地に進出してきているオオタカの実態が紹介され、「種の保存法と生息環境保全」についてのレクチャーがなされました。
2つの講演を受けた形で、「オオタカが生息するようになった『東京都心部』の環境とは」という題でパネルディスカッションが発展。日本野鳥の会東京探鳥会リーダーの中村文夫氏と高橋嘉明氏がパネリストとして加わり、オオタカを中心とした具体的な話へと展開しました。その中で、東京に自然系の博物館がまったくないことが大きな問題として提示されました。
さいごに、“緑島”のひとつである自然教育園の名誉研究員の矢野 亮氏により「自然教育園60年間の自然の記録」の講演があり、シンポジウムが締めくくられました。

2013年10月21日月曜日

東京の環境を考えるシンポジウムのご案内・11月2日

  
毎年実施しています日本野鳥の会東京のシンポジウム。シリーズ「東京の環境を考える」3回目の今年は、都市鳥研究会との共催で「東京都心部」を対象として、自然教育園で開催します。今回は東京都心部の特徴である島状の緑地“緑島(りょくとう)”に焦点をしぼって、そのなかでも最近緑島に棲みついているオオタカにスポットをあてていきます。
オオタカについては、この6月に「普通種に」という案も出ました。参加者のみなさんがどのように考えているかのディスカッションも予定しています。ぜひご参加ください。

【シンポジウム開催要領・プログラム】

日 時:2013112日(土)1230分開場、13時~16
会 場:自然教育園・講義室
  〔東京都港区白金台・国立科学博物館附属〕《地図参照》
定 員:先着50名〔満席の場合は、入口にその旨を表示します。
         ご確認の上ご入園ください〕
参加費:無料〔入園料300円。65歳以上・高校生以下は無料〕

〈基調講演〉
1.東京都心部の自然“緑島”における鳥たちの変遷 
                川内 博氏(都市鳥研究会)
2.都市緑地とオオタカの保全  金井 裕氏(日本野鳥の会)
3.自然教育園60年間の自然の記録 矢野 亮氏(自然教育園)

〈パネルディスカッション〉
オオタカが生息するようになった「東京都心部」の環境とは
      パネリスト:金井 裕・中村文夫・高橋嘉明氏



2013年10月6日日曜日

スズメのねぐらとアリの巣穴の羽根の謎

  

8月も中旬になると、集合住宅地の我が家のあたりをカワラヒワの群れが飛び始める。買い物のついでに地面を気にして歩くと、換羽の時期のためかたくさんの羽がおちている。もしかするとこの辺がカワラヒワのねぐら(塒)かもと思い、夕方には上を見たり下を見たりする日が続く。
9月の自然教育園・野鳥調査会での「話題提供」のときに、担当幹事さんがいとも鮮やかに10枚近くのカラスの羽を、初列風切り羽、次列風切り羽、尾羽、・・・と並べて見せた。ウーン。これだ!!! 教材に使える。じかに野鳥に触れることはほとんど不可能なので、換羽のためにおちた羽は貴重な手がかりになる。その鳥の存在の証拠になるし、羽の仕組みの学習にもなる。

ところで910日の昼、同じ敷地内でスズメの塒になっているシラカシの木の下で羽を拾っていたら不思議なことに気付いた。小さいアリの巣の入口に何本か羽根が突き刺さっている〔写真〕。なんのために?その後だいぶ日数がたったためか、夕方にさがしているためか、最近は見ていない。(川内桂子)