2022年1月1日土曜日

1月・水鳥たちの越冬期調査を実施します

           

 この1月、東京都内(本土部)の全区市町村に1か所以上の調査地をもうけて、冬にどのような鳥がどの程度生息しているかの「越冬期調査」を行います。

   調査設定場所は“水辺のある環境”。水のあるところには鳥たちも多いということで候補地としました。池のある都市公園、大きな川や湖畔、小川の流れる散歩道、東京湾沿岸などで、具体的には新宿御苑や舎人公園、二子玉川、多摩湖、旧中川、空堀川、お台場など60か所以上となっています。

ところで、それらを選ぶとき、“水辺がない町”があることがわかりました。代表的な町は「武蔵野市」。日ごろ同市にあるJR吉祥寺駅を降りれば、近くに井の頭公園【写真】があるのでそこをと思っていましたが、よく調べてみると公園の池面は全部三鷹市でした。また、西東京市も水辺がない町で、調査地は造成された小さな池周辺を設定しました。

 これらの調査地で1月中に1時間程度の探鳥を1回して、認めた種類と羽数を集計し、都内にこの冬はどんな鳥たちが何羽くらい生息しているのかを明らかにしようということです。なお、この調査の肝は同じ調査を毎年行い、その変化に注意していきたいという計画です。

 調査者は、日本野鳥の会東京の研究部員や日ごろその活動に協力してもらっている会員、日本野鳥の会奥多摩支部の有志の方々で、皆さんボランティアで参加いただいています。結果はこのブログでも発表します。               〔日本野鳥の会東京・研究部〕

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