毎年春になると気になるのが「ツバメの初認」。昨年ヒナが孵った巣をたずねることは、この季節の恒例行事です。3月30日、港区白金台の目黒通りを歩いていたら、2羽のツバメが飛び交っていました。“シロガネ―ゼ”にふさわしい貫禄のあるマンションの1階駐車場に毎年営巣し、昨年は2回繁殖した巣に、雄が何度も入ってチェックを繰り返していました。【写真】
同じ通りの500m先にも昨年子育てした巣があり、マンションの地下駐車場への通路の天井には巣が2つ残っていました。1か所は半壊状態の古巣で、もう一つは昨年子育てをした巣です。残念ながらこちらではその姿を見ることはできませんでした。付近には自然教育園をはじめ、八芳園、東大医科研など緑の多い場所ですので、都心としてはツバメの子育てがしやすい環境と思えます。今後少し範囲を広げて調べる必要がありそうです。
しかし、コロナ禍の影響で、東京駅を中心とした3㎞四方を対象に、1985年から5年毎に30年継続続調査している都市鳥研究会のホームページには「一斉調査を中止」の知らせがアップされていました。なかなか遠出ができない状況、ご自宅やご近所、行きつけの商店街や駅などでの昨年・今年のようすをお知らせください。〔日本野鳥の会東京・研究部〕
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