2021年2月26日金曜日

オンライン“オガヒワ講演会”を視聴して

           

  この講演会に接する前は“オガヒワ”という言葉を知りませんでした。正式名の「亜種オガサワラカワラヒワ」はもちろん知っていて、約40年前の夏、小笠原の母島の畑道を歩いていたとき、当時『特殊鳥類』に指定されたいたこの鳥が数羽飛び立ち、鳴声も聞いた覚えがあります。20106月下旬に同地を訪れたときには興味をもって調べましたが出会えませんでした。しかし、父島港で壮大な“お見送り”を受けて、東京・竹芝に帰った数日後の77日、すてきな写真が撮られていました。日本野鳥の会東京・研究部に所属する三間久豊さんが、母島で幼鳥タイプのカワラヒワをシャープにとらえ、その画像は同年11月号の『ユリカモメ』の表紙を飾りました【写真】。 

オガサワラカワラヒワは、最近の調査では、母島の属島や南硫黄島に数100羽生息するだけで、環境省および東京都のレッドリストでは絶滅危惧ⅠA類(CR)で、「絶滅の危機に瀕している」と評されています。さらに、昨年5月に、亜種ではなく独立種であるという研究が発表されています。 

オンラインで「全部わかっちゃう!! オガサワラカワラヒワ講演会」が行われたのは、今年の117日でしたが、私が知って視聴したのは2月下旬。下記の「見逃し配信」

https://www.youtube.com/watch?v=8IQ0JHq3jmU

で、3日かけて3時間の講演会を視聴しました。内容は多岐にわたって充実していて、タイトル通りに「オガカワ」の現状を知ることができ、 一言でいうと“見てよかった・知ってよかった”という感想です。活動について興味のある方は、公式のホームページがありますので検索してみて、アクセスしてください。   〔日本野鳥の会東京・川内 博

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