2020年8月31日月曜日

東京のムクドリのねぐら・1 最新のねぐら情報・東京メトロ・有楽町線平和台駅

           

東京のムクドリのねぐらについては、2015814日以来、「都内のムクドリのねぐらは?・・・探索にご協力ください」というタイトルで、2017723日付までに7回アップしてきました。この問題の発祥の地は1950年代の東京のど真ん中・千代田区ですが、その後、首都圏における人口のドーナツ化現象に呼応するように、周辺の千葉県や埼玉県、神奈川県へと広がり、今では全国化しています。
ところが、“東京にはムクドリのねぐらはどこにあるの?”と呼びかけるくらい他県に比べると少ない状態が続いています。これまでに認知しているねぐらは、23区内では西葛西駅前(江戸川区)、戸山公園(新宿区)、神宮前交差点(渋谷区)、多摩地区では、八王子駅前(八王子市)、聖蹟桜ヶ丘駅(多摩市)、分倍河原駅(府中市)です。

今夏8月、練馬区で、新ねぐらの発見がありました。場所は東京メトロ有楽町線平和台駅近くの環状八号線沿いで、11日と22日に現地で状況を調べたところ、数は1000羽程度。スーパーライフの入り口付近から100m程度の街路樹(ケヤキ)と電線でした。スーパーの店長や警備員、家族連れの主婦に状況を聞いたところ、ねぐらができたのは3年前くらいのようです。同駅を使っている知人にも聞いたところ、そちらの出入り口とは反対の改札口を使っているので、ムクドリのねぐらについては知らないとのこと。現時点では、それほど大きな問題にはなっていないようです。                          〔日本野鳥の会東京・研究部〕

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