2010年8月21日土曜日

行動派研究家・峯岸典雄さんご逝去の報

           

 8月18日夜、突然峯岸典雄さんご逝去の第一報がメールに入っていました。7月21日に「検査入院します。無線LANはあるし、携帯も自由」とのメールに「酷暑の中、病院の中が一番快適(?)かもしれません。少し文明の機器(危機?)から遠ざかった方がいいかもしれません。まずはご静養ください。」と返信を出し、8月9日にはとくに異常なく退院との知らせをもらったところでした。享年81歳とのことです。
 峯岸さんと研究部のつながりは、東京の「カラス問題」の時で、第2回カラスシンポジウムではパネリストとして登場していただき、『とうきょうのカラスをどうすべきか 第2回シンポジウム報告書』には「世界の主要43都市における生ゴミ収集法について-日本との比較-」というユニークな論文を残されています。その後も西池袋のご自宅一帯でのゴミの管理など、率先して活躍されました。
 ここのところは、軽井沢の別荘で、1989(昭和64)年春から、同じ方法で、朝の鳥のコーラスを撮り続け〔写真・録音中の峯岸さん〕、鳥の声がどんどん小さくなっていくという警鐘を多くの人に発信されていました。この5月には「軽井沢に鳥が居なくなってしまった」というアピールとともに、「その4 ・ もう手遅れ 鳥が諦めてしまった軽井沢 21年分の録音を15分で聞く」というCDを作製され、その後もっと短く編集した「その5」も送られてきました。研究部では、とりあえず8月の月例会で、参加された会員に聞いてもらい、今後この貴重な記録を生かせるような方法を考えていこう、そのためには涼しくなったら、峯岸さんに直接お話しをお聞きしようと話し合ったばかりでした。
 この軽井沢での話は、別の機会にまた取り上げさせていただくとして、ご葬儀をお伝えします。【通夜祭】8月25日(水)午後6~7時【葬場祭】8月26日(木)午前9時30分~11時【場所】落合斎場(新宿区上落合3丁目)(川内 博)

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