最近キビタキの囀りをあちこちで聞くことはありませんか。しかも平地の森や林で。サンコウチョウも以前に比べると特徴のあるあの声を耳にすることが多くなってきました。また、都心部ではまったく見かけなかったエナガがJR山手線の内側の緑地でもふつうになっています。最大の変化はオオタカ・ツミといった“森のタカ”が23区内で何番いも繁殖しています。一方、ヒバリやセッカの声が寂しくなったと思いませんか。コサギ・ゴイサギも以前に比べるとめっきり見かけなくなりました。身近な鳥・オナガも生息分布に変化があるとか。
講演会は日本野鳥の会東京・バードリサーチ・都市鳥研究会の共催で、それぞれ都内全域を対象とした「鳥類繁殖分布」や猛禽類の生息調査が行われ、さらに“新顔”イソヒヨドリの話などが登場します。[グラフはオオタカの明治神宮での出現状況]
講演 東京の鳥を調べてみたら・・・最近の野鳥事情
(1)こんなに変わった東京の鳥たち・・・東京都鳥類繁殖分布調査から
佐藤 望氏(バードリサーチ)
(2)イソヒヨドリが東京の街にやって来た
鈴木遼太郎氏(都市鳥研究会)
(3) 東京のオオタカたち
水村春香氏(日本野鳥の会東京)
明治神宮におけるオオタカの出現頻度の長期的変化。赤線は繁殖期(4-9月),緑は非繁殖期(10-3月),水色は合計の出現回数を示す。
日 時:12月1日(日)10時30分開場、11時~13時
【会場案内】
細田工務店[東京都杉並区阿佐谷南3-35-21]【交 通】JR中央線「阿佐ヶ谷駅」下車徒歩3分、
東京メトロ丸の内線「南阿佐ヶ谷駅」下車徒歩7分
【入場無料・申し込み不要】定員100名
なお、同じ会場で午後には「野鳥写真の楽しさ」の講演会が開かれ、また、同店1階では写真展も開催されています。まる一日お楽しみいただけます。
0 件のコメント:
コメントを投稿