2018年2月26日月曜日

冬越しするムクドリの群れ・・・西葛西駅前に3000羽以上

           


首都圏の駅前などのムクドリのねぐら場所は、おもに「夏ねぐら」とよばれるもので、そこでのねぐら形成期間は、かつては初夏の6月ごろから秋10月まででした。しかし、ここのところ冬にもそのまま居残る例が増えています。
東京都内でのねぐらのうち、江戸川区の東京メトロ東西線・西葛西駅南口にねぐらを形成している群れは、今冬はねぐらの規模を維持したまま、冬越しをしています。〔写真〕
その存在は、今年の1月に認め、本ブログの1月30日付では300羽程度と記しましたが、214日の夕方、そのようすをねぐら入りの始めから観察しました。夏・秋と違い、相当暗くなってから(20ルクス以下)になって、ねぐらとしているクスノキに一気に入りました。その数はカウント不能ですが、3000羽以上と見受けました。
「冬越しねぐら」はここだけでなく、同じ路線の行徳駅、東武東上線の朝霞台駅・志木駅などでも2月に確認しました。一方、駅前などでない、竹藪などの“従来型のねぐら”の情報は、今のところ1件もありません。見かけたらぜひご一報ください。〔日本野鳥の会東京・研究部〕

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