2009年8月28日金曜日

紹介・鳥類図鑑 『Birds of East Asia』 を手にして

           

日本野鳥の会埼玉県支部の機関誌『しらこばと』9月号を開いたら、『日本鳥類目録』の現状と展望-『Birds of East Asia』刊行を契機として-という、榎本秀和氏の見開き記事が目につきました。内容は日本の鳥類目録の貧弱さを根拠を持って指摘したもので、造詣の深い一文です。『しらこばと』は支部事務所にありますので、興味ある方はぜひ読んでみてください。
ここで紹介するのは、そこで取り上げられていたマーク・ブラジル氏の近著『Birds of East Asia』〔写真〕。さっそくインターネットで注文し取り寄せました。まだパラパラと図版を見ている段階ですが、守備範囲は日本を中心とした中国東部・台湾・朝鮮半島・ロシア東部。分布図がついていますので、我が国では記録されていない近隣の鳥を知るのに最適な本と見受けました。安価なペーパーバック版がアマゾンで3,513円(送料無料)でした。それにしてもちょっと目にした新刊洋書が、注文して2日後には手にできるとは、20年前と比べ隔世の感。 (川内博)

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