2012年4月7日土曜日

月例会は“八丈島”特集・興味のある方もどうぞ

  

研究部月例会は、4月13日(金)午後7時~9時の予定で、日本野鳥の会東京・事務所で開きます。今回は5月実施の八丈島探鳥会の説明会を兼ねて、“八丈島”の魅力を紹介します。話はアカコッコ・イイジマムシクイ・オーストンヤマガラ・海鳥などの鳥だけでなく、その自然や観光にも広がる予定です。探鳥会では、3~4時間のフリータイムを予定しています。温泉にゆっくり・島の歴史探訪・独自の探鳥とその時間の使い道は人それぞれという企画です。そのための情報集めにも利用してください。八丈島探鳥会への参加は、これから申し込まれても大丈夫ですので、迷っている方も月例会場にどうぞ。      〔写真は、八丈富士の雄姿〕

【八丈島探鳥会のあらまし】 5月18日(金)夜9時に東京・竹芝桟橋集合、「大型旅客船」に乗り、船中1泊。翌朝は9時ごろに八丈島港。川沿いに探鳥しながら八丈植物園へ。昼食後午後2時ごろにホテル着の予定。夕食までフリータイム。夜、地元のネイチャーガイドさんからの話。翌朝、有志で「アカコッコ調査」。朝食後9時ごろ乗船。20日夜9時竹芝桟橋着・現地解散。
開催日:2012年5月18日(金)夜~5月20日(日)夜  参加費:31,500円
宿泊先:八丈ビューホテル  旅行社:佐渡汽船                   〔くわしくは『ユリカモメ』3月号をご覧ください〕

2012年3月26日月曜日

身近な野鳥の繁殖を記録しよう

  

今年の日本野鳥の会東京・研究部の繁殖調査のメインは「エナガ」と「カワセミ」ですが、昨年から始めた「身近な野鳥」も継続中です。昨年はバードウィークの5月11日に、室内例会「身近な野鳥・スズメとツバメの物語」を開催しました。今年は皆さんの観察記録を中心にと企画をねっています。
庭にかけた巣箱にシジュウカラが、藤棚にキジバトが、勤務先の会社の玄関にツバメが・・・。以前はマンションのベランダの植え込みで、ヒヨドリが子育てをした記録もあります。マイ・フィールドでのカルガモやカイツブリなどの記録も、また、エナガやカワセミの観察も大歓迎。詳細は、4月半ばに発表しますが、今年の観察も含めてご準備ください。〔写真:巣材を運び込むシジュウカラ 青木秀武氏撮影〕

2012年3月12日月曜日

紹介・東京都心の観察記録『千代田の鳥類』

  

東京都の中心部、千代田区の鳥類目録『千代田の鳥類-東京都心の観察記録-1998年~2003年』〔A4判・272ページ・2011年11月〕が発行されました〔表紙〕。千代田区は皇居をはじめ、その一部である東御苑、隣接している北の丸公園や日比谷公園などの緑地が広がり、皇居の周りにはお濠がぐるりと取り巻き、また外堀もあるという水辺豊かな地です。一方、霞が関の官庁街や丸の内・大手町のビジネス街が続き、日本橋・神田などの商店街が広がる繁華な一帯で、どんな鳥が、どのように生息しているにか興味あるところです。
記録された種は、ドバト・コクチョウなども含めて97種で、その概要とともに、種ごとにカード形式で報告された観察記録が載せられていて、使い手(読者)が興味のあるものをチェックしながらデータとして利用できるようになっています。たとえば、私が都心部のことで調べているカモ類の生息状況やタカ類の出現状況などを垣間見ることができますし、いま都心に進出しているエナガの記録はと見ると、当時は記録自体がないこともわかり、情報源となります。
現在、新しい東京都産鳥類目録を作成途中ですが、このような詳細な報告書が各地で発行されると、内容が充実されます。一般書店では取り扱っていないので、興味のある方は、「千代田の野鳥と自然の会」http://www.chiyoda-birds.netにお問い合わせください。〔川内 博〕

2012年3月4日日曜日

カワセミの繁殖を記録しよう・3月研究部月例会の案内

  

3月の研究部月例会は、新・東京都産鳥類目録の今後の作成について、話し合いを行います。とともに、下記のように、今春の目標を設定したいと思っています。
かつて“幻の鳥”とも評されたカワセミは、いまでは水辺の普通種。とくに冬季は、都心部の公園の池や濠、運河などでもその姿を見ることができ、ちょっとありがたみがなくなった感もありますが、バードウオッチャーやカメラマンには抜群の人気の鳥です。また、一般の方でも、背中のコバルトブルーを一度見れば、一生忘れないインパクトを持っています。
しかし、その繁殖状況については、不明な点が多く、よく調べられていません。営巣地の調査は、保護の面からいえばトラブルの原因になることがありますが、その実態を科学的にきちんと押さえておく必要があります。
そこで、都内全域を対象として、営巣地の分布を調べたいと思っています。この調査では、巣自体を見つけるのではなく、繁殖の確証を得るもので、例えば「小魚をくわえて飛んで行った」「給餌を受ける巣立ちビナを見た」「繁殖期にいつも雄雌が見られる」などのレベルで記録したいと思います。もちろん、集めた記録はきちんと処理し、繁殖地が特定されないような形で発表します。この調査に興味のある方は、研究部宛てにご連絡ください。

題名:日本野鳥の会東京・3月研究部月例会
日時:2012年3月9日(金)午後6時30分開場、7時~9時
会場:日本野鳥の会東京・事務所 〔地下鉄「新宿三丁目」から徒歩約5分〕
内容:新・東京都産鳥類目録作成の今後の動き
   今春の活動・カワセミの繁殖分布地図をつくろう

【目録作成関係者以外の方の連絡先】
E-mail:kyw06432☆nifty.com (メールの際は、☆を@に変換してください)
Fax:03-5273-5142  会場地図は、研究部HP・ブログをご覧ください。

2012年2月21日火曜日

エナガが繁殖活動を始めています

  

東京都心部に進出してきたエナガ。昨日(20日)、渋谷区の明治神宮の境内で巣材のクモの糸を取っているところを見かけました〔写真〕。エナガの繁殖の時期は早く、2月下旬ごろから巣作り行動が見られ、3月には営巣に入ります。東京での繁殖状況についてはよくわかっていませんので、この時期にエナガが定着しているところでは注意して、観察とともに記録をとってください。新宿御苑、自然教育園などでも可能性が高いと思われます。(川内 博)

2012年2月12日日曜日

矢根保氏が遺したもの・人柄を表した心やさしい図鑑

  

今年1月半ば、一冊の本が送られてきました。『楽しいバードウオッチング』というB6判184ページのカラー写真を使った野鳥の図鑑で、著者は矢根 保氏〔写真〕。矢根さんは現在進行中の新しい東京都産鳥類目録作成の伊豆諸島・青ヶ島担当者として、お願いしている方でした。青ヶ島は東京からみると“鳥も通わぬ八丈島”からさらに南へ約70kmも離れた孤島で、人口は200人程度の伊豆諸島最南端の有人島です。東京都といえど、私もまだ2度しか行ったことのない場所で、そこに棲む鳥の情報はあまりありません。矢根さんは小学校の先生として、1996~97〔平成8~9〕年度に同島で勤務され、その間の観察記録を月刊誌『バーダー』の1998年7月号〔12巻7号〕に10ページにわたって報告されています。
2009年6月に、青梅市立河辺小学校の校長室へ、鳥類目録作成のお願いに伺い、快諾をいただいたのが唯一の出会いでしたが、校長のご名刺とともに「日本鳥学会会員・日本自然保護協会自然観察指導員・元尾瀬自然保護指導員」と記された名刺もいただきました。
今回お贈りいただいたご著書に載せられている写真は、身近に見られる鳥だけでなく、北は北海道から南は沖縄・与那国島、そして青ヶ島など日本中で撮られたもので、それぞれに特徴や生態の解説もついています。
本の送り主は実兄にあたる方で、お手紙には昨年七月にご病気で亡くなられたことが記されていました。生前に出版を企画され準備されていたものです。カワセミの幼鳥が表紙を飾っているのは、教師として、児童・生徒たちへのメーセージと思われます。また、鳥の目がやさしいのも、矢根さんの子どもたちとの日ごろの接し方が表れているのでしょう。鳥が主役の図鑑ですが、そんな人柄も垣間見られる力作です。
出版社で購入に対応いただけるとのことですので、ご希望の方は下記にご連絡ください。末尾ながら、故矢根保氏のご冥福をお祈りします。
〒113‐0033 文京区本郷2‐22‐4(株)三誠社 (電話)03‐3812‐0241 (Fax)03‐3811‐2062  定価800円(税込、送料込)        〔川内 博〕

2012年2月3日金曜日

第4回東京湾の水鳥の保護研究会のご案内

  

ツグミなどの冬鳥の姿がなかなか見られなかった今冬。記録的な寒さが続くようですが、1月に東京港一帯で実施しました、水辺の基礎調査の結果を中心に、今冬の越冬鳥の状況の意見・情報交換を行い、今後の活動について話し合っていきたいと思います。
今年はスズガモが葛西沖に来るのが遅く、心配されましたが、ここのところは例年並みの生息状況になったようです。【写真】

日時:2012年2月10日(金)午後6時30分開場、7時~9時
会場:日本野鳥の会東京・事務所 〔新宿伊藤ビル3階〕
交通:地下鉄・新宿三丁目/東新宿から徒歩約5分
    JR新宿駅から徒歩約15分

ところで、このブログでも宣伝しました1月22日(日)のイベント「カンムリカイツブリ・スズガモの数をかぞえる」は、あいにくの悪天候で実施しませんでした。2月ないしは3月の日本野鳥の会東京・定例・葛西臨海公園探鳥会時に実施を予定しています。「参加賞」を用意していますので、家族連れでどうぞ。詳しくは、このブログなどでご案内します。