2009年2月13日金曜日

水元公園の妙なカモ・続報

  

東京・葛飾の都立水元公園で、目の周りが白い雌のヒドリガモの話題をアップしましたが、興味ある情報が寄せられましたの紹介します。一つは、同じような個体が、同じ水元公園で、2008年1月26日に観察・撮影されていたという、落合はるなさんからの情報(写真)。もう一つは、このようなタイプ(アイリング型と命名)以外にも、眼鏡型や後頭白髪型・・・がいるという話。ハンドルネーム(Shin's)の匿名情報ですが、おもしろい内容ですので、ご本人の了解を得てURLを下記に表示します。ぜひアクセスして、新たな情報をお寄せ下さい。「をかしの庭」http://walkandsee.blog80.fc2.com/blog-entry-245.html

2009年2月6日金曜日

講演会案内 自然誌学と自然誌文献-鳥類を例にして- 講師:大野正男・東洋大学名誉教授

  

自然誌学の泰斗、東洋大学名誉教授の大野正男氏の講演会が、2月18日(水)午後6時から、JR原宿駅近くの渋谷区立千駄ヶ谷区民会館2階ホールで開かれます。「自然誌学と自然誌文献―鳥類を例にして-」と、少しかたいタイトルですが、最近インターネットの普及で、やや軽視されがちな「書籍」の重みを熱っぽく語っていただけると思います。過日、先生のお宅を訪ねた際、動植物・自然・環境関係の書籍が、びっしりと並べられている書棚(写真参照)を拝見しながら、「蔵書は何万冊ですか?」と尋ねたところ、「冊数ではもう数えていない、横に並べて1800mある」とのお答えでした。自宅はもとより、庭に建てられた3棟の書庫に、きちんと整理されている様は壮観でした。新刊・古書の新規購入・寄贈はもとより、日本中の自然関係の団体に所属され、毎日届けられる書籍は膨大なもの。先生のすごいところは、分量もさることながら、それらの内容を個々にチェックして、所定の場所で管理されていること。今回、武蔵野に繁殖分布を広げているエナガについて『コケ類』との関係で調べているといったところ、たちどころにいくつもの文献を紹介されました。先生のもともとの専門は昆虫学。鳥はたくさんの自然関係分野のひとつなのに、『脳ピュータ-』の中の高性能回路には驚愕の一語。ちなみに、私の鳥・自然関係の書棚・ファイルを測ったところせいぜい150m。これだけでも整理・整頓に苦慮している毎日なのにと、その能力の違いに愕然とする思いでした。大野先生の鳥関係の講演はいままであまりありませんでしたので、今回は絶好の機会です。ぜひご参集ください。
【日時】2009年2月18日(水)開場午後6時・開演6時30分・終了9時予定 【会場】渋谷区立千駄ヶ谷区民会館2階 【交通】JR原宿駅・東京メトロ千代田線明治神宮前・副都心線北参道下車、徒歩約10分 【参加費】300円 【主催】日本野鳥の会東京支部〔会員でなくても参加自由です〕 (川内博)

2009年2月4日水曜日

清瀬市・柳瀬川で越冬ツバメ発見・情報をお寄せ下さい

  

「越冬ツバメ」の話題は昔からありました。とくに浜名湖畔の『お宿』は有名で、半世紀以上の歴史があり、1970年初めには140羽が定宿にして越冬していました。しかし、年を追うごとに減っていき、1984(昭和59)年2月7日に最後の1羽が飛び立ったきり帰ってこず、消滅したという記録があります。これほどの越冬ではなく、数羽の記録は東京でも多摩川をはじめ、いくつも観察されています。1975年発行の『東京都産鳥類目録』には、1961年1月1日6羽+、調布市多摩川(無事越冬)、翌冬も同地で2羽が越冬したようです。64年には浅川という記録もあります。その後も、1976(昭和51)年1月4日に西多摩郡(現あきる野市)五日市町、同じ冬には川崎市多摩区多摩川で数羽の越冬が記録され、新聞記事にもなっています。94年12月、96年1月にも多摩川で記録されています。さらに調べると、まだ記録があると思います。
ところで、今年は1月26日に、清瀬市柳瀬川1羽が観察され、撮影されました。発見した青木秀武さんによると、場所は城前橋上流100メートル付近で、川面や畑の上を飛び回り、陽のよくあたる護岸コンクリートの上や、ビニールトンネルの止まるなどの行動を繰り返したとのことです。このことをMLに流したところ、さっそく千葉県の小櫃川河口で、1月3日に1羽観察したという情報が、西方明雄さんから寄せられました。腹部が茶色っぽい個体だったとのこと。
これを機会に、首都圏の最近の「越冬ツバメ」状況をまとめてみようと思っています。ぜひ状況をお寄せ下さい。自分の観察だけでなく、確実と思われるご存じの記録を教えてください。また、文献などもご教示いただければ幸いです。
【情報提供先】研究部HPからお願いします。 http://homepage2.nifty.com/tokyo-birdstudy/
写真:水村豊次郎氏提供

2009年1月28日水曜日

伊豆諸島・小笠原諸島の鳥にご注目を

  

東京都は、香川県・大阪府に次いで、日本で3番目に狭い面積の自治体ですが、太平洋上に続く、伊豆諸島や小笠原諸島、硫黄列島などが含まれているため、その守備範囲は日本一です。現在作成進行中の『東京都産鳥類目録』は、日本最東端の南鳥島(東京から約1800km)や最南端の沖ノ鳥島(同じく1700km)までフォローしようと考えています。今年から、島ごとの鳥類目録の作成に入ります。まず、大島・利島、三宅島、八丈島、鳥島、小笠原各島、南硫黄島あたりから作業が始まる予定です。しかし、青ヶ島は島在住や研究者が見つかっていません。どなたか詳しい方をご存じないですか。ところで、2月1日(日)のNHK総合テレビの「ダーウィンが来た!」(夜7時30分~8時)は、最新の南硫黄島のようす『南硫黄島・ただいま進化中』が放映されるとか。
写真は小笠原・母島でパパイアを食べるメグロ(四半世紀前の撮影・川内)

2009年1月19日月曜日

カワセミ調査ありがとうございました

  

この冬に初めて実施しました東京都内のカワセミ調査は、1月11日(日)好天に恵まれて、無事終了しました。現在、記録が続々と寄せられています。渋谷区の明治神宮からは3羽(2♂・1♀)、文京区の六義園では1羽(♂)、練馬区の石神井公園からは、この冬は4羽越冬しているが当日は1羽(♂)確認とか。清瀬市の柳瀬川流域の金山調節池では3羽(2♂・1♀)、東久留米市の黒目川・落合川ではそれぞれ1羽ずつ。新顔としては、下町足立区の桑袋ビオトープ公園で1羽確認・・・・。この場所は有名だから、誰かがすでにと思わず、ぜひご報告ください。締切は1月31日です。

2009年1月9日金曜日

ハクチョウの飛来にご注意ください・餌やりや悪影響のある撮影の自粛呼びかけをお願いします

  


1月8日(木)夕方、オオハクチョウが石神井公園(練馬区)に4羽(成鳥2羽・幼鳥2羽)飛来し、本日9日(金)に確認・撮影され、テレビのニュースなどでも報道されました。9日は氷雨でボートは休業だったので一日中いたようですが、明日にも飛び立つかもしれません。また、2006年1月の善福寺池(杉並区)のように、しばらく定着する可能性もあります。飛び立った場合はどこに行くのかぜひご注意ください。また、定着した場合は、善福寺池での例のようにギャラリーが勝手にパンなどを多量に与えたり、マスコミが無理な撮影を試みたりする可能性があります。今冬は「鳥インフルエンザ」の関係から、従来給餌がさかんだった日本各地で、中止・自粛が広がっています。その影響は必ず出ると思いますので、東京へのハクチョウ飛来地が増えると考えられます。すでにこの冬、2008年12月16日に多摩川(世田谷区玉堤)で成鳥1羽・幼鳥1羽が観察されています(廣田行雄氏観察)。もし、身近なフィールドにハクチョウが飛来した場合、しっかり観察するとともに、ギャラリーや関係機関に呼びかけて、過度な餌やりや悪影響のあるような撮影になど対処してもらうような働きかけをお願いします。最近は、公園などでの野生動物やドバトへの餌やりの禁止が広まっていますので、個人で対応する場合はその流れをうまく利用して説得するのも一つの手と思います。(写真は石神井池のオオハクチョウ:西村眞一氏撮影)

2009年1月1日木曜日

越冬鳥調査について

  

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
1月は恒例の「越冬鳥調査」を行います。この調査は、冬季に生息する鳥(留鳥や冬鳥)の種類と個体数を記録するもので、従来から「カモ類のカウント調査」として、30年以上の実績をもったものです。今年と来年は、2000年代の状況を明らかにするため、全種・全地域(東京本土部)を対象に実施しますので、ご参加ください。
;2009年1月3日(土)~1月18日(日)・昼間の観察
2.調査地域;東京都全域(伊豆諸島・小笠原諸島およびその海域も含む)
3.対象種・数;全種。とくにカモ科鳥類(ハクチョウ・ガン・カモ類)および、水鳥10種(カイツブリ・カワウ・ゴイサギ・ダイサギ・コサギ・アオサギ・バン・オオバン・ユリカモメ・カワセミ)については、カウントを実施。その他の鳥については観察した数。
4.記録報告;パソコン利用者は、インターネットで「日本野鳥の会東京支部研究部」に入り、「『鳥信』コーナー情報募集中」から「ホームグラウンド以外の場所」を開き、調査開始地点を地図上に記して、観察記録をご入力・送信してください。ファクシミリ・郵送の場合は、任意の用紙に記入し下記にお送りください。その際、氏名・連絡先をお忘れなく。
〒160-0022 東京都新宿区新宿5‐18‐16 新宿伊藤ビル3階 日本野鳥の会東京支部研究部
5.結果発表;本HPおよび機関誌『ユリカモメ』

※カワセミについては、1月11日(日)に都内一斉調査『東京都内にカワセミは何羽いるの?』を実施します。詳しくは、本HPの「研究部レポート」・「研究部ブログ・12月22日付」をご覧ください。