日本野鳥の会東京・研究部では「猛禽類を中心とした東京23区での一斉調査」として、各区に調査地を1か所定め、それに多摩川と荒川に1か所ずつ設置した計25か所で、1月11日(1か所12日)の午前10時~12時に調査を行い、8種のワシタカ類を記録しました。
記録の多い順にトビ(16か所・28羽)・オオタカ(8か所・8羽)・ノスリ(7か所9羽)・ハイタカ(7か所・7羽)・ミサゴ(2か所・2羽)・チョウゲンボウ(2か所・2羽)ハヤブサ(1か所1羽)という結果でした。(フクロウ類は記録されませんでした)
一番記録が多かったのは多摩川(大田区~世田谷区)の6種、次いで4種の葛西臨海海浜公園(江戸川区)、3種の小石川植物園(文京区)・東京港野鳥公園(大田区)・明治神宮(渋谷区)・哲学堂公園(中野区)・光が丘公園(練馬区)・浮間公園(北区)という状況でした。
同じような調査を10年前の2016年1月に行いましたが、そのときはオオタカ【写真】が19羽記録されました。今回はその半分でしたが、10年前はオオタカが都内に侵入してきた初期の段階で、定着していない個体も多かったと思われます。今は23区の半分以上で繁殖が記録される状況になっています。一方、トビは13 羽(7か所)だったのが28羽(16か所)と確認数も記録場所数も2倍以上となっていました。これはカラス(とくにハシブトガラス)が異常に増える前の状態に戻ったためと考えられます。詳しくは会誌『ユリカモメ』の研究部レポートで紹介する予定です。 〔川内
博〕