2008年12月23日火曜日

皇居・桜田濠に注目 水鳥500羽・ヨシガモ5羽+

           

かつてヒドリガモの名所であった皇居西側の桜田濠にカモが復活。12月15日午後、桜田濠で水面一面に500羽前後の水鳥が散らばっているのを見た。この濠にこれだけの数を見たのは久しぶり。1970年代前半には、最高800羽のヒドリガモがいたが、ここ20年は東側の日比谷濠や馬場先濠などにカモの観察場所が移動していた。この日は、東側の池にはカモの姿は少なかったが、桜田濠には、ヒドリガモ200羽、キンクロハジロ200羽、ホシハジロ50羽、オカヨシガモ20羽、カルガモ20羽、そしてヨシガモが5羽以上(オス3・メス2以上)を認めた。なお、数はだいたいで正確ではない。その他、カワウ10羽以下、カイツブリ2羽以上、ユリカモメ1羽、コブハクチョウ2羽。いずれにしても、なかなかの見ものであった。なお、お隣の半蔵濠には、半蔵門あたりから見た限りにおいては水鳥の姿はなかった。

以前と少し変わったのは、三宅坂側の土手下から水がさかんに放流されていたこと(写真参照)。水質が変わった可能性があるので、今後のカモ類の動向に注意が必要だと思った。機会があったらぜひ観察してほしい。蛇足ながら、望遠鏡などで長時間見ていると、職務質問をされる可能性があるのでそのつもりで。(川内博)

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