2024年12月29日日曜日

越冬時期のツグミ類の情報を

  

  昨冬に続き、今冬もツグミの平地部への飛来が遅いようです。東京地方で初認は11月初めというのがこれまでの状況でしたが、昨冬は年を明けてからその姿が多くなり、1月中旬ごろに通常のようすになりましたが今冬はどうでしょうか。一般に大陸から渡来した個体は、まず山中の食糧事情がいいとそこに留まり、厳しくなると里に下りてくるようですが、今秋も山に食べ物が多いのでしょうか。

大型ツグミ類としてはシロハラの姿や声は、23区内の緑地でもよく見聞きしますが今冬はどうでしょうか。かつては冬鳥として普通種だったアカハラの減少は続いているようです。都心の緑も通過していくマミチャジナイは、秋にそれらしい声を聞きましたが、姿は確認できませんでした。越冬はしていないのでしょうか。数は少ないのですが、トラツグミ【写真・川内博氏撮影】も限定された場所で少数越冬しているようです。

一方小型のツグミ類、日本鳥類目録第8版では「ヒタキ科」として復活しましたが、ジョウビタキ10月末ごろから目立ちました。ルリビタキはいかがでしょうか。ここのところ姿が少なくなったような気がしますが。都内某所でオジロビタキがという噂も聞きますが。

彼らがいなくなった春に、それらの情報を、場所・年月日・報告者の氏名を記して、研究部あてお知らせください。           
                〔日本野鳥の会東京・研究部