2024年11月29日金曜日

東京都内でのガン類・ハクチョウ類の生息状況を調べています

  

  


 118日、フィールドとしている埼玉県の荒川ぞいの彩湖のようすを見に行った時、湖の西岸(さいたま市南区)でマガンの幼鳥を発見しました。岸辺の草むらに上がりイネ科の雑草を食べていました【写真】。近くの水上ではホシハジロが200羽、キンクロハジロ50羽、そして名物のカンムリカイツブリ10羽を認めました。マガンは盛んに草を食んでいて、警戒はしていましたが、逃げる様子はありませんでした。ただ、付近は親子連れが遊ぶ場所でしたので、短時間で観察は切り上げました。翌日、確認のために出向いたところ、同じ場所にいましたが、すぐに親子が水辺に近づいたため、マガンは水上へ逃げていきました。

9日は、超望遠レンズと三脚を携えた人が付近に多数たむろしていましたので、マガン情報が広まって集まった人かと思い話しかけたところ、当日、自衛隊の観閲式があり、ジェット機などが付近を飛ぶのを撮るためとのこと。野鳥撮影以外での「超望遠レンズの需要」を初めて知りました。その際、集まった人のなかの年配者の男性から、マガンは3日前からきているという情報を得ました。その後、1119日に出向いたときは見かけませんでした。

ところで、ネットで調べていたら1114日に観察したとの情報が載っていました。また、201510月に同じ場所と思われるところでの記録がアップされていました。

現在、東京都内でのガン類・ハクチョウ類の記録を調べています。「日本野鳥の会東京・研究部」あてにメールでお知らせください。

                    〔研究部・川内〕