東京でもっともおしゃれな街のひとつの「原宿」。ムクドリの群れのねぐらは、東京メトロ副都心線と千代田線が地下で交差する真上の「神宮前交差点」わきの表参道通りのケヤキの街路樹。ここに毎夕集まり、夜を過ごしています。この地に10月ごろからねぐらをつくり、ここ数年は12月初め、街路樹に取りつけられたイルミネーションの点灯時期には姿を消していました。【写真・上】 しかし、今年は12月21日夜17時20分に立ち寄った時も数百羽の声が響いていました。ムクドリがこの一帯でねぐらをとるようになって10年くらい経つようですが、あまり“話題”になったことがありません。
その理由は、まずムクドリのねぐらで問題となる「声」は、周りの車や飛行機の騒音と一体化し、特に目立つことはなく、また、空から降ってくる「糞」については、気づく人は避けていますが、ほとんどの観光客やエレベーターを待つ人は意識していないようです。足元の地面や手すりなどには結構な量の糞が落ちているのですが。
今冬、ムクドリたちが立ち去らない理由の一つは、“暖冬”のためかケヤキの葉がまだ落ちていないことが考えられます。【写真・下】 木枯らしが吹き、木々が裸になったらさすがにこの地からいずこかへ去ると思われますが、年末にまた立ち寄ってみたいと思っています。しかし、“いずこ”はどこなのか、興味を持って調べているのですが、今のところ見当がつきません。 〔川内 博〕
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