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東京都内には、千葉や埼玉に比べると「ムクドリの集団ねぐら」が少ないと前回記しましたが、最近のようすはと、以前にも調べたことがある、京王線聖蹟桜ヶ丘駅(多摩市)を8月22日夕方に訪れました。やや暗くなった5時半に付近を歩いてみると、駅近くの大きな送電線鉄塔上部に多数止まっていました。そこから大きなマンションの裏に多数がさかんに降りていきます。その場所に行ってみると、駐車場や空き地、果樹園などがあり、まわりの電線、樹木上に、数えきれないほどの群れが止まっていました。
日没直前の6時ごろになると、鉄塔の群れ、電線の群れが次々と駅近くの街路樹に集まりだし、30分くらいで、駅前3か所の、10本足らずの街路樹に集まり大さわぎ。とくに京王百貨店のB館とC館をつなぐ陸橋横は、間近にムクドリの姿が見え、通る人たちが何事かと立ち止まって覗く状態〔写真〕。
喧騒のようすを友人に説明していた地元の女性に、最近の状況を聞いたところ、ここ数年来こんなものだと教えてくれました。10年程前に調べたときと比べ、明らかにねぐらの場所は増えて、個体数も多くなっていました。
ただ、ここのねぐらの特徴として、集まっている場所が比較的人通りの少ないところで、糞の落下など、人への直接的な被害は少ないのではないかと思われました。
2003年頃に形成されたという、このねぐらに詳しい方は、その間の状況を教えてください。 (日本野鳥の会東京・研究部)
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