2013年9月19日木曜日

奇形くちばしのハシブトガラス・城北中央公園で発見

           

写真のように、くちばしが奇妙に曲がったハシブトガラスが、東京都板橋区と練馬区にまたがった都立城北中央公園で観察・撮影されました〔写真〕。発見者は野鳥写真家の土橋信夫氏で、今年の92日、久しぶりに同園を訪れた際見かけたとのこと。全体的なようす、口内の色などから、今年生まれの若鳥ではなく成鳥のようです。このくちばしで餌をどうとっているのか心配ですが、生ごみを漁る、人からの給餌をうけるなど、何らかの形で人間との関わりがあると思われます。
ところで、くちばしの奇形というと、『バードリサーチニュース Vol2 No.3』(20053月号)での、林吉彦氏のレポート「気になる野鳥のくちばし奇形」やインターネット上にアップされている「アラスカで急増する鳥のくちばしの奇形の謎」が浮かび上がってきます。
とともに、おなじような奇形くちばしカラスを、私自身つい最近(917日)、名古屋で見かけました。こちらはハシボソガラスですが、奇形の状態は東京のものに似ています。詳しくは、都市鳥研究会のHPにちかく報告しますので、そちらをご覧ください。

城北中央公園のカラスは、今のところ、その前後の状況はまったくわかっていません。以前をご存知の方、その後観察された方は御一報ください。(川内 博)

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