2013年2月14日木曜日

ことしのウソやキクイタダキ・ヒガラはどこから来たのか

           


今冬は、全国的にウソやキクイタダキ、ヒガラ〔写真・東京都文京区・六義園〕など、日ごろ見かけない「山の鳥」が平地でも大賑わいですが、ウソに関しては、例年以上に「アカウソ」が多いという話をよく聞きます。
それについて、先日開かれた日本野鳥の会東京・研究部の「野鳥記録委員会」でも話題になり、「ことしのウソのほとんどは、日本で繁殖する亜種ではなく、もっと北の地方にいる亜種ではないか?」という見解が出されました。その根拠のひとつは、どの個体をみても腹の色に赤みがあるとのこと。そういわれて、何枚かの写真をチェックするとそんな気もするといったところ。
わが国でも繁殖する鳥だけに、ついつい山から下りてきたと思いがちですが、そうであれば、日本だけの問題ではなく、すこし意味も変わってくるのではないでしょうか。
日ごろなかなかじっくり見ることのない鳥だけに、羽の赤みだけでは多くはいえませんが、キクイタダキやヒガラについても、同じような見方も必要ではないでしょうか。
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