2024年2月16日金曜日

越冬期2024③ 東村山市・空堀川の鳥

           

   武蔵野台地にある東村山市には大きな川や池がなく、唯一の川・空堀川の流域を調査しています。“からぼり”の名前が示すように、ふだん川には水が流れていないようです。調査は西武池袋線の秋津駅近くから、上流の浄水橋付近までの岸辺を歩きながら行っていますが、水鳥系の鳥は上流の西武新宿線の鉄橋から浄水橋あたりが中心で、その間の水溜まりのような水辺やその周辺で見かけました。【写真】

今冬の調査は1161019分から1259分までで、23種を記録しました。とくに目立つ鳥はいませんでしたが、カワセミを下流側で1羽、野口橋より上流で雄1羽見かけました。キセキレイを2か所で計2羽、コサギとセグロセキレイも2か所で2羽ずつ、ダイサギ1羽、カルガモ5羽、マガモの雌雄を1組・コガモの雌雄2組を確認しました。 

空堀川は武蔵村山市の野山北公園を水源とする川で、かつては水が流れていたようですが、河川改修などで川底の粘土層がはぎとられ、砂礫層がむき出しになったため、雨が降っても吸い込まれて水が流れるような状態にならないと聞きます。その他確認した鳥は、キジバト・シジュウカラ・ヒヨドリ・メジロ・オナガ・ハシボソガラス・ハシブトガラス・ムクドリ・ツグミ・ジョウビタキ・スズメ・ハクセキレイ・カワラヒワ・シメ・ドバト。      〔東村山市担当・川内桂子〕                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    

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