その後は月1回程度でチェックしていましたが、昨年の初記録とほぼ同じ時期の12月2日に約50羽の飛来を確認しました。半月後の12月16日には、昨年と同じ約250羽に増え、年末30日にも同数を確認しました。ところが今年初めて観察を1月17日に行ったところ、上空を旋回する群れが大きくなっていました。写真に撮って1羽1羽を数えたところ3倍増の850羽。【写真】
このねぐら地は、道路のなかの小さな空地に植えられたクスノキの巨木で、真下を人が通ることはなく、規模も小さく、ねぐら入りするときに10分程度鳴き騒ぐ程度で、バスを待つ人、通勤通学などですぐ近くを通る人も「ねぐら」があること自体気づいていないと思われる状況です。
しかし、各地で迷惑がられ、さまざま方法で追い出されているムクドリですので、今後この“安全の地”にさらに集まってくる可能性がありそうです。今後どのような展開になるか、興味を持って観察しているところです。
ところで、同地でウグイスが越冬していると報告しましたが、今のところその声・姿は確認できていません。〔日本野鳥の会東京・研究部〕
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