2017年6月24日土曜日

神津島の野鳥・繁殖調査の結果速報

           
  東京都鳥類繫殖分布調査として、伊豆諸島・神津島の調査が行われました。調査は5月末~6月初めに実施され、25種が記録されました。一番多かった鳥はウグイスで、ヒヨドリ・メジロ・ヤマガラの4種でほとんどが占めていました。しかし、カラスバト、イイジマムシクイなど、本土ではほとんど見られない鳥も認められました。また、島の北部、つづき沢一帯ではミゾゴイ・サンコウチョウ・キビタキなどが記録されました。ホトトギスが終日大きな声で鳴きながら飛び回っているのも印象に残りました。

ところで、この島の鳥の特徴として知られているのが「亜種ナミエヤマガラ」。ヤマガラの一亜種として、この島や新島などでその生息が知られていますが、オーストンヤマガラのように一目見てわかるほどの違いはなく、その識別は目視や写真などでは困難なようです。とりあえず、神津島で撮ったヤマガラの写真をあげておきます〔写真〕。

【神津島の野鳥・記録一覧】カラスバト、ウミウ、ミゾゴイ、ササゴイ、ホトトギス、アマツバメ、メリケンキアシシギ、ウミネコ、トビ、サンコウチョウ、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、オオムシクイ、イイジマムシクイ、メジロ、オオヨシキリ、イソヒヨドリ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ
                         (川内

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