2014年11月18日火曜日

ユリカモメとオオバン・水辺の鳥の盛衰

           


東京都のシンボル・ユリカモメ〔写真右〕は、白い体に赤いくちばしと足、優雅に飛ぶ姿で親しまれています。かつては東京湾岸だけでなく、多摩川や荒川の上流や神田川、黒目川などの小河川、井の頭公園や六義園などの池で、たくさん群れで見られていました。しかし、最近は定着している場所が少なくなり、いつも見られる水辺としては、上野の不忍池、江東区の清澄庭園の池など限られたところになっているようです。
東京のユリカモメが減った理由の第一は、彼らの食べ物である“生ごみ”が東京港のごみ処分場・中央防波堤埋立地からなくなったためで、第二は、市民が“給餌”をしなくなったためです。
一方、ここのところ増え続けているのがオオバン〔写真左〕。クイナの仲間で、全身黒色。くちばしや額の白色が目立ちます。彼らは泳いだり、潜ったりするのが得意で、水辺の岸にあがって雑草やその種子を食べたりもします。こちらはなぜか、いままでいなかった水辺で群れとして見られるようになってきました。
東京都内で、この2種がいま「どこで・何羽くらい」見られるか、そんな調査が始まろうとしています。詳しくは12月になってから発表します。ぜひ参加してください。


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