昨日(7月26日)、聖蹟桜ヶ丘駅前の多摩市関戸公民館で開かれた、「ツバメの集団ねぐらの室内講座と野外観察会」に参加しました。室内講座は、多摩川流域ツバメ集団ねぐら調査連絡会の渡辺仁さんの「ツバメはなぜヨシ原に集まって夜を過ごすのか~集団ねぐらの秘密~」、バードリサーチの神山和夫さんの「ツバメと共生するために~人工巣とフン受けのこころみ~」、日本野鳥の会の葉山政治さんの「日本野鳥の会のツバメに関するとりくみ」の3題で、それぞれ20分と短いながら、違った角度から、要領よく「ツバメ」の現状が語られ、新知見を得ることができる有意義なものでした。
その後、夕方17時45分ごろから、多摩川中流域の府中市四谷で、ツバメのねぐら入りを観察しました。ねぐらに利用する草は「ヨシ」で、よく似ている「オギ」には止まらないこと、ヨシ原を維持するためにどんなことをしているかなど、ツバメが飛来を待つ間のレクチャーは現地を見ながらだけにわかりやすいものでした。
晴天の日はねぐら入りが遅いとのこと。当日は夕方まで快晴だったため日没(18時50分)の10分後から次々と飛来し、上空を数百、数千、1万羽・・・が乱舞。10分後にはヨシ原に次々に舞い降りました。ヨシに止まったツバメを特製の観察道具【写真・強力ライトを取りつけた大型双眼鏡】でのぞくと、ライトに反射したツバメの眼が、まるでホタルの群れのように光っていました。
ところで、東京における「ツバメの集団ねぐら」は多摩川でしか知られていません。観察会の主催者・渡辺仁さんの話では、荒川や江戸川にもあるはずとのこと。ある程度のヨシ原があればねぐらしている可能性があるとのことですので、日没前後、目を光らせてみたらいかがでしょう。 (川内
博)
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