2011年1月8日土曜日

日本野鳥の会東京が始める「アカコッコの保護研究」

           

野鳥の会東京では、今年から会の活動として、伊豆諸島特産のアカコッコの保護研究を始めます。アカコッコは、日本固有種で天然記念物として指定されている鳥。鹿児島県のトカラ列島でごく少数繁殖しているほかは伊豆諸島がその生息の中心です。
伊豆諸島・小笠原諸島には、アホウドリ、メグロをはじめ、希少種が多く、どれもが地球レベルでその保護対策が緊急の課題となっています。その中で、会では重要種で現在保護の手が比較的うすいアカコッコに注目し、その増殖を目指して、保護研究を始めるもの。
その第1弾は、4月下旬に予定されている八丈島探鳥会でのセンサス調査。これは同時期に行われる三宅島でのアカコッコの個体数調査(アカコッコ館主催)に呼応するもので、八丈島でセンサス調査を行い、両島での違いやそれぞれの島での特徴を検証しようというものです。また、この調査は八丈島探鳥会の一部として行われるもので、従来の探鳥会を保護活動も併せ持つ形にしようという新しい試みが組み込まれています。
            〔写真は『ユリカモメ』1月号表紙から・江崎逸郎氏撮影〕

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