2010年12月12日日曜日

都内のドバトが減った! 原因は?

           

多くの方がお気づきと思いますが、東京都内の市街地からドバトが減っています。ドバト(堂鳩。カワラバトを品種改良して、伝書鳩やレースバトとしたものが野良化したハト)は、神社仏閣の境内、駅前広場、公園などに群れて生活し、人が与えるパンくずや菓子、弁当くずなどを餌資源として生きています。かつては都内各地にたむろし、糞や鳴声が嫌がられ、また、病原菌媒介などが疑われ、「ハト公害」として社会的な問題となっていました。
 ちなみに、1978(昭和53)年に、日本野鳥の会東京支部・研究部が呼びかけて、都内各地で調べたところでは、台東区・浅草寺(2000羽±)、千代田区・日比谷公園(569羽)、台東区・上野公園(466羽+)・・・・となっていて、79か所で合計8,711羽以上という発表をしています。
 この秋、その3か所を訪れてみました。浅草寺(28羽)【写真・ハトの名所であった浅草寺境内の鳩ポッポの歌碑】・日比谷公園(約70羽)・上野公園(約100羽)。30年以上経た両者の調査は、どちらも計画的な一斉調査などではなく、単に出かけて行って何羽いたかという単純なものですが、同じレベルですので比較になります。同じような減少傾向は、都内各地で気づきますので、広範囲に起こっていると思います。逆に、公園の林床や河川敷の草原で採食しているドバトをよく見かけるようになったと感じています。
 原因は?東京都が呼びかけている「ハトに餌をやらないで」のキャンペーン・オオタカなどの猛禽が棲みついた・鳥インフルエンザで毛嫌いされ営巣しにくくなったなど、いろいろ考えられますが、いずれにしても、もっとも身近な鳥「ハト」に異変が起きています。身近でのようすをお知らせください。

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