2010年7月12日月曜日

やっと上陸した御蔵島・繁殖期の伊豆諸島・その6

           

7月7日(水)11時、ついに御蔵島に降り立ちました。思えば2年越しの大事業(?)。昨年5月には、三宅島の次は御蔵島と気軽に旅立ったのですが、船は御蔵島港をパス。八丈島からの帰りも素通り。いずれもそれほど波が高いとか風が強いとも思えない天候でしたが。今年は6月中旬に予定。まず聞かれたのは「宿は取れましたか?」。イルカウォッチングで、宿が非常に取り難いとか。次いで船では不確実ということで、ヘリコプターの予約を入れたらどこも満杯。先の青ヶ島の経験から予定を変更。7月上旬までに何とか行きたいということで、空いてる日は7~9日の3日間だけ。関係者3人は3様の渡る方法を考えました。
梅雨の真っただ中。7日午後は雨の中、ガイドの車を借りて下見に終始。翌日は曇りながら奇跡的に1日中雨なし。目的のウチヤマセンニュウの生息地探しとアカコッコ、カラスバトなどの生息状況を調べるため、朝4時~夕方6時過ぎまで、ガイドの広瀬節良さんの案内で島内各所を踏査。これが正解で、翌日は午前中大雨【写真】。もっとも名水・御蔵の水の元を体感できましたが。ところで鳥の方はアカコッコ、イイジマムシクイ、コマドリ、ミソサザイなどのさえずりはふつうに聞けましたが、そのボリュームは比較的小さく、かつ、村の中で鳥の警戒心が強いというのが印象的でした。
17年ぶりに訪れた御蔵島は家々はこぎれいに変身し、若者も家を継ぎ、人口も300人を超えたとのこと。それもこれも「イルカ」。島の職員を1名募集したところ500人以上の応募があったとか。さらに、かつて大問題だった嫁探しは、今は選り取り見取り(?)。時代は刻一刻と変わるというのを実感しました。                                      (川内 博)

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