2015年8月30日日曜日

都内のムクドリのねぐらは?・②        聖蹟桜ヶ丘駅のいま

  
東京都内には、千葉や埼玉に比べると「ムクドリの集団ねぐら」が少ないと前回記しましたが、最近のようすはと、以前にも調べたことがある、京王線聖蹟桜ヶ丘駅(多摩市)を822日夕方に訪れました。やや暗くなった5時半に付近を歩いてみると、駅近くの大きな送電線鉄塔上部に多数止まっていました。そこから大きなマンションの裏に多数がさかんに降りていきます。その場所に行ってみると、駐車場や空き地、果樹園などがあり、まわりの電線、樹木上に、数えきれないほどの群れが止まっていました。
日没直前の6時ごろになると、鉄塔の群れ、電線の群れが次々と駅近くの街路樹に集まりだし、30分くらいで、駅前3か所の、10本足らずの街路樹に集まり大さわぎ。とくに京王百貨店のB館とC館をつなぐ陸橋横は、間近にムクドリの姿が見え、通る人たちが何事かと立ち止まって覗く状態〔写真〕。
喧騒のようすを友人に説明していた地元の女性に、最近の状況を聞いたところ、ここ数年来こんなものだと教えてくれました。10年程前に調べたときと比べ、明らかにねぐらの場所は増えて、個体数も多くなっていました。
ただ、ここのねぐらの特徴として、集まっている場所が比較的人通りの少ないところで、糞の落下など、人への直接的な被害は少ないのではないかと思われました。
2003年頃に形成されたという、このねぐらに詳しい方は、その間の状況を教えてください。       (日本野鳥の会東京・研究部)

2015年8月14日金曜日

都内のムクドリのねぐらは?・・・探索にご協力ください

  

夏から秋にかけて、日本各地で社会問題となっているのが「ムクドリの集団ねぐら」。トラブルのほとんどは駅前や市役所、大型店舗など、人通りの多い場所で起こっています。
夕方になると群れで飛来し、大きな声で鳴き騒ぎ、多量の糞をして、抜け羽が地面に散乱し、“臭い・汚い・気味が悪い”の3Kで、地元のお店や住民、通行人に嫌われているというものです。

東京でも、江戸川区の「西葛西駅」や多摩市の「聖蹟桜ヶ丘駅」などの駅前で、長年問題になっていますが、近隣の千葉や埼玉などに比べると、その数は圧倒的に少なく、あまり大きな話題になっていません。しかし、一昨年にはJR八王子駅前に集団ねぐらができ、また、昨年は、都心部の新宿区の戸山公園でも集団ねぐらが見つかる〔写真〕など、ちょっと気になる事態も発生しています。
日本野鳥の会東京・研究部では、以前から東京都内でのムクドリのねぐらを探しています。状況をお知らせください。