2013年5月23日木曜日

『レッドデータブック東京2013』が発刊されました

  



2010年に改定された「東京都の保護上重要な野生生物種」(本土部)~東京都レッドリストの解説版である『レッドデータブック東京2013』が、東京都環境局から2013521日に発刊されました。〔写真〕 オールカラー、A4655ページの堂々としたボリュームです。鳥類は318378ページまでの60ページで、162種の現状が記されています。
本書は、都庁第一本庁舎3階北側の都民情報ルームで、13160円で販売されています。なお、今のところ、「レッドデータブック東京2013」のホームページ掲載は未定とのことです。詳しくはインターネットで「東京都 レッドリスト」で検索してください。

2013年5月17日金曜日

JR中央線・各駅停車調査「ツバメの巣はどこに」

  
日本野鳥の会東京では、〔公財〕日本野鳥の会が昨年から始めた「消えゆくツバメを守ろう・キャンペーン」に呼応し、都内でのツバメ調査を始めています。今年が初年度で、JR中央線の東京駅から高尾駅までの32駅(※1)およびその周辺でのツバメの営巣実態調査です。期間は5~7月です。情報をお持ちの方や興味ある方は日本野鳥の会東京・ツバメ係あてに、メール・Fax・手紙などでご連絡ください。(※2)
人家に営巣し・子育ての一部始終を見せる野鳥として、また、稲の害虫を食べてくれる「益鳥」として、だれからも愛されているツバメですが、その姿は全国的に減少し続けています。
今回の調査では、JR中央線という、多くの人が利用する鉄道の駅を対象に、駅舎・ホーム・改札口から300m以内での営巣実態を調べようというもので、何年か連続して実施し、まとめていく予定です。対象種は、ツバメ〔写真〕のほか、イワツバメ・コシアカツバメ、そして生態がよく似ているヒメアマツバメです。
この調査は、日本野鳥の会のキャンペーンに連動しているほかに、都市鳥研究会やバードリサーチが実施している「駅ツバメ」調査や「道の駅」調査などともコラボしています。それらの調査については、それぞれのHPなどにアクセスしてみてください。
なお、本調査については、読売新聞の2013517日朝刊・都内版で紹介されています。

(※1)東京・神田・御茶ノ水・水道橋・飯田橋・市ヶ谷・四ツ谷・信濃町・千駄ヶ谷・代々木・新宿・大久保・東中野・中野・高円寺・阿佐ヶ谷・荻窪・西荻窪・吉祥寺・三鷹・武蔵境・東小金井・武蔵小金井・国分寺・西国分寺・国立・立川・日野・豊田・八王子・西八王子・高尾の32駅
(※2) E-メール:office@yacho-tokyo.org  Fax03-5273-5142  手紙:〒1600022 新宿区新宿51816  新宿伊藤ビル3階 日本野鳥の会東京・ツバメ係

2013年5月9日木曜日

朗報・クロアシアホウドリの群れが八丈小島に・紹介

  


国際的に絶滅が心配されているクロアシアホウドリ〔写真:小原伸一氏提供〕が、ことしの4月半ば、約30羽の群れで八丈小島に降りているのが確認されたとのこと。今後、コロニーをつくる可能性も高いとされています。
八丈小島は、八丈島北西7.5㎞の海上に位置した約3㎢の無人島。
1969年に全島民が離島した後は、野生化したヤギの天下となっていました。しかし2002年からの駆除の結果、食い荒らされていた草地が回復し、今回の朗報につながったようです。
詳しくは、日本野鳥の会東京機関誌『ユリカモメ』誌に掲載予定です。