2013年1月23日水曜日

この冬の鳥たちのようすをお知らせください

  


日本野鳥の会東京・研究部では、越冬期の鳥たちのようすを集めています。今年は昨年と打って変わって、冬鳥のオンパレードで、いつものツグミ・シメ・シロハラなどのほかに、マヒワも多いようです。また、山からのお客さんのウソ・ヒガラ・キクイタダキも各地で見られています。どんなようすか、マイ・フィールドの状況をお知らせください。

120()に、葛飾区の都立水元公園を探索してきました。樹林地ではウソ・ヒガラ・キクイタダキ・マヒワなども見かけ、また水辺の小合溜では、1000羽前後のヒドリガモやマガモ・カルガモ・コガモ・オナガガモ・キンクロハジロ・ホシハジロを各数十羽、オカヨシガモ1番い、ハシビロガモ1羽♂、アメリカヒドリ2羽♂〔写真・手前はヒドリガモ〕などを見かけました。
ところで、ユリカモメは80羽がカモたちと一緒に浮かんでいましたが、最近常時飛来し、定着する場所が減っているようです。この冬のようすを合わせてお知らせください。

2013年1月10日木曜日

東京湾奥部では珍しいオオハムの観察

  


東京湾奥部では珍しいオオハム1羽を観察しました〔写真〕。場所は、中央防波堤・新海面埋立地を囲む岸壁の外側30mほどの海水面です。日時は、年が改まって初めてのカウント調査を行いました16()、時間は午前11時ごろ。
中央防波堤を中心に形成されている埋立地群周辺海域で初の記録となりました。
当該水域の周辺には作業船が係留され、幾つかの構築物等があるためか、カモメ類やオオバン、カモ類がよく集まる一角で、このときはシノリガモ♀も同時に観察することができました。観察者は、川内博、大塚豊、佐藤松範、小笠剛裕、宮崎雅子、川内桂子の各氏ならびに私の7名です。(同地には、調査のために許可を得て立入っています)
なお、当地での最近の記録で、東京湾奥部では滅多に見ることのない海鳥の記録は、次の事例があります。
オオミズナギドリ 14羽 20111016日、シノリガモ ♂1羽、201234日~422日(写真あり)、シノリガモ ♂1羽 20121125日、ヒメウ 幼1羽 20121125日(写真あり)、シノリガモ ♀1羽 201316日(写真あり)          〔三間久豊〕