2008年12月24日水曜日

水元公園の妙なカモ・ご意見を

  

2008年12月20日(土)に、マイフィールドの一つである葛飾区の都立水元公園で、妙なカモを見ましたので御報告します。羽衣はヒドリガモ♀なのですが、明瞭な白いアイリングがあるのです。普通のヒドリガモ♀型(♂エクリプスを含めて)の目の周囲は黒っぽいので目立ちました。写真のように、左目にも右目にも白いアイリングがありました。この個体は何なのでしょうか?何かとの交雑個体なのか、部分白化なのか、あるいは??何なのか教えて頂ければ幸甚です。(高田範之)
【ご意見連絡先】e-mail;kenkyubu@mbr.nifty.com
            または、Fax;03-5273-5142

2008年12月23日火曜日

皇居・桜田濠に注目 水鳥500羽・ヨシガモ5羽+

  

かつてヒドリガモの名所であった皇居西側の桜田濠にカモが復活。12月15日午後、桜田濠で水面一面に500羽前後の水鳥が散らばっているのを見た。この濠にこれだけの数を見たのは久しぶり。1970年代前半には、最高800羽のヒドリガモがいたが、ここ20年は東側の日比谷濠や馬場先濠などにカモの観察場所が移動していた。この日は、東側の池にはカモの姿は少なかったが、桜田濠には、ヒドリガモ200羽、キンクロハジロ200羽、ホシハジロ50羽、オカヨシガモ20羽、カルガモ20羽、そしてヨシガモが5羽以上(オス3・メス2以上)を認めた。なお、数はだいたいで正確ではない。その他、カワウ10羽以下、カイツブリ2羽以上、ユリカモメ1羽、コブハクチョウ2羽。いずれにしても、なかなかの見ものであった。なお、お隣の半蔵濠には、半蔵門あたりから見た限りにおいては水鳥の姿はなかった。

以前と少し変わったのは、三宅坂側の土手下から水がさかんに放流されていたこと(写真参照)。水質が変わった可能性があるので、今後のカモ類の動向に注意が必要だと思った。機会があったらぜひ観察してほしい。蛇足ながら、望遠鏡などで長時間見ていると、職務質問をされる可能性があるのでそのつもりで。(川内博)

2008年12月22日月曜日

『東京都内にカワセミは何羽いるの?』調査お知らせ

  

 一時は“まぼろしの鳥”とまでいわれたカワセミが、東京都内で完全復活して約10年。いまでは、都心部の水辺でもけっこうその美しい姿を見ることができるようになりました。 日本野鳥の会東京支部では、毎冬、都内全域を対象に野鳥の生息調査(越冬鳥調査)をおこなっています。来年(2009年)も1月3日(土)~1月18日(日)の約2週間で、150か所程度で実施を予定しています。その中で、今回初めての試みとして、1月11日(日)に、だれでも(鳥の知識がなくても)参加できる調査、『東京都内にカワセミは何羽いるの?』を企画しています。
カワセミは『水辺の宝石』ともいわれますが、実は宝石・ヒスイの名は、この鳥の羽色が由来といわれています。その色は一度見たら一生忘れないほどで、とくに背中のコバルトブルーは輝いて見えます。そんな特徴のある鳥ですので、カワセミをまだ見たことのない人でも見間違うことがほとんどありません。
そこで、都民の皆さんがカワセミを注目することによって、東京の自然への関心を高めてもらおうというのが、この調査の趣旨です。いただいた情報は、東京のどこにカワセミが生息しているか、一目でわかるように地図化する予定です。1月11日(日)が悪天候の場合は、その前後の10日(土)・12日(月・祝日)の情報も受け付けます。

【情報内容】1月11日に「どこで・何羽のカワセミを見たか」を教えて下さい。

【情報提供方法】Fax:03-5273-5142、Eメール:kyw06432@nifty.com、支部事務所へ郵送のいずれかで。情報提供者のお名前もお願いします。

【締切・結果】締切:1月31日(土)までに。研究部HP・機関誌『ユリカモメ』などで発表します。

【問い合わせ・情報提供先】日本野鳥の会東京支部 (研究部)
〒160-0022 東京都新宿区新宿5‐18‐16 新宿伊藤ビル3階
Tel.03‐5273‐5141  Fax.03‐5273‐5142

東京都で野生生物情報募集中

  

東京都では、希少な野生生物を保護するための『東京都の保護上重要な野生生物種(東京都版RDB)』の改定作業が進められています。その参考として、市民から、植物・哺乳類・鳥類・爬虫類・両生類・淡水魚類・昆虫類の中の特定種(2~3種)の生息・生育情報を募集しています。鳥類では、カワセミ・ツバメ・ヒバリの3種が対象種となっています。
募集期間は2009年2月13日(金)まで、情報提供方法は、生物種毎に、専用のチェックシートに記入して、シート状に記載されている宛先に、Eメール・Fax・郵送のいずれかで送付。チェックシートは都立公園の管理事務所にも置いてあるようです。また、下記のアクセスすれば、詳しい内容とチェックシートを得ることができます。
ヒバリ・ツバメの情報は、これまでの観察を思い出す必要がありそうです。ツバメはイワツバメ・コシアカツバメをきちんと識別必要があるとのこと(図参照)。ご注意ください。カワセミは、東京支部のカワセミ一斉調査と合わせて行うことができます。ただし、報告先は異なりますので、両方にお願いします。

2008年12月21日日曜日

鳥インフルエンザ講演会の案内

  
高病原性鳥インフルエンザの発生と野鳥との関係について、正しい知識を伝える目的で、来年1月28日(水)午後1時から、東京・大田区の東京港野鳥公園で、講演会が開かれます(約2時間)。参加費無料・参加申し込みは不要ですが、定員が70名で入園料が必要です。プログラムは下記のとおり。

1.野鳥と高病原性インフルエンザ(日本野鳥の会・金井裕氏)

2.トリインフルエンザについて聞かれたら(野生動物救護獣医師協会・石橋徹氏)

3.質問コーナー

問い合わせ;東京港野鳥公園管理事務所:電話03-3799-5031